列車
コンパートメントの通路のむこう
窓枠の外に山脈を見た

春の山脈は青に白に
平野のむこうに雄然としていた

列車の震動はまた僕を心地よいまどろみに誘った
旅人は皆おだやかに寝息をたてる

まどろみは静寂を呼び
僕はふたたび北部の街のゆるやかな幻想の中に堕ちていった


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