ワールドカップ二次予選 イラン-日本


R: アイディルンさん(シンガポール)
タッチライン付近までよく顔を出す主審だった。よく動いているし、よく見ているという印象を持った。
とにかく、位置取りがよかったと思う。

A1: パームニチさん(タイ)
キッチリやっていたと思う。ただ、後半、オフサイドの判定でちょっと疑問に思ったことが。

A2: アラベルディエフさん(トルクメニスタン)
普通によくやっていたと思う。

4th: ???
コメントできるほど登場してこなかった。採点ナシ。
てか、そもそも、名前出てきましたか?


前回の日本-北朝鮮戦と異なり、今回はR、A1、A2が違う国から。
とはいえ、もちろん連携に別に問題があったわけでもなく。

この試合、前半、後半ともにロスタイムが場内リポーターから伝えられた時間より短かったのがちょっと気になった。
(前半はロスタイム3分のところ2分で終わり、後半は3分のところ2分半で終わり)


試合開始前:
前半開始前、イランが左、日本が右でウォーミングアップをしていたが、双方がエンドを代える。
アナウンサーの発言「日本が逆のエンドを選びました」

(第8条)プレーの開始および再開
試合前
コインをトスし、勝ったチームが試合の前半に攻めるゴールを決める
他のチームが試合開始のキックオフを行う


トスに勝ったチームが前半攻めるゴールを選ぶ。
日本のキックオフで試合は開始されたことから鑑みるに、コイントスに勝ち、エンドを決めたのはイラン側である。「日本が選んだ」のではない。

エンドを替えた直後、A1、A2がゴールの確認に行くのが見られた。


キックオフ:
日本のボールでキックオフ。Rの位置は、ボールの右後ろ。標準的なポジショニング。


前半4分:
楢崎のゴールキック。ボールはそのまま縦に伸び、相手エリア付近で玉田が自分のものにしようとするも失敗。
Rはよく反対側エリア近くまで来ていた。


前半6分:
楢崎のゴールキック。Rの位置は、センターサークルやや右側。標準的な位置だった。


前半7分:
向こう側タッチラインでイランのスローイン。ちょっと反スロっぽかったが、お咎めなし。


前半8分:
小野が足を高くあげてボールに競り合う。手をあげながらR笛。
危険なプレイで、間接フリーキックを取った。


前半9分:
イランのスローインでプレイがはじまろうとしたとき、別のボールがピッチに入る。Rが笛でプレイしないよう合図。
(第5条)主審
主審は:
・外部からのなんらかの妨害があった場合、試合を停止し、中断し、あるいはうち切る

別のボールが入ってきたときは、試合を止め、それを取り除いてから試合を再開する。
ここでは、プレイ再開前だったので、スローインで再開となった。
(あとで同様のシーンがあるので、そこでもう少し詳しく解説)


前半11分:
自陣ゴールに縦に流れてきたボールを日本競技者(加持だったかな?)がまたいでフェイント。そのままゴールラインを割る。
A2はゴールラインを割るところまでボールによくついていき、ゴールを指してゴールキックでの再開を指示した。
好印象だった。


前半11分:
センターサークル前方10ydくらいのところで高原倒される。
Rは手をひっぱって起こした。


前半12分:
イラン、アリカリミに警告。中村への激しいタックル。
反スポーツ的行為。当然ですな。かなり悪質だったが、そうは言っても退場にはできない。


直後のフリーキック:
Rはペナルティーアークとエリアの左交点くらいの位置。
よくある場所。


それに続くプレイ:
高原、相手競技者をひっぱり、違反を取られる。
松木氏から「Rは意識して厳しくとった。試合が激しくなったときによくある、試合を落ち着かせてコントロールするための手法だ。」とのコメント。

残念ながら、それはおかしい。試合中にRが意識的にその判定基準を変えるようなことはない。
そういうことをしているヤツもいるだろうが、それはデタラメで頭の悪いヘタクソ。もっともらしい口調でいかがわしいことを言わないで欲しいと強く思った。
このRも、もちろん自分から判定基準の一貫性を崩すようなRではない。


前半13分くらい:
イラン競技者が倒されるが、プレイ続行。両手を日本側エンドに向ける合図。
一瞬笛を吹こうとしてやめたようにもみえた。イランのアドバンテージを取ったのだろう。


前半14分:
イランのスローイン。
Rが「ピピピッ」と笛を吹き、適切な場所から再開するよう合図。場所がボールの出た場所よりだいぶ後ろだった。


前半17分:
イラン、右サイドのディフェンダーがボールをキープしてセンターサークル付近へドリブル。倒される。
Rは「ピピッ」と笛を吹き、イランボールでの再開を指示。倒されたときは、センターサークルの中。倒された地点から8ydくらいのところにいた。


前半18分:
イラン、エリア付近右からシュート。マハダビキアだったかな?楢崎キャッチ。
Rはシュートのちょっと前から左に移動し、シュートの時にはエリアとアークの左交点付近やや後ろのポジショニング。適切な位置取りだった。


前半19分:
左からの日本の攻撃。イラン競技者の腕にボールが当たったかのように見えた。
第12条(反則と不正行為)
次の4項目の違反を犯した場合も、直接フリーキックを相手チームに与える:
・ボールを意図的に手で扱う(自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが行ったものは除く)

偶然当たっただけでは、ハンドの反則ではない。「意図的に」とあることに注意。


前半19分:
マハダビキアの右からのシュートはゴール左に外れる。
Rの位置は、ゴール正面。ジョグでゴールに向かってくるところだった。


前半22分:
エリア内をドリブルしていて倒れたイラン側競技者に警告。マハダビキア(だったかな?)。
相手に倒されたように見せかけたシミュレーション。反スポーツ的行為。
Rはこのとき、エリア正面5ydくらいのところにいた。大変よい位置取りであった

あくまで個人的な感想だが、競技者に信頼されるには、正確な判定もそうだが、それと同様、あるいはそれ以上に、近くで見られているという意識を持たせることが大事だと僕は思っている。同じ判定でも、20ydも離れていたり、ブラインドになっているところですれば、「オマエ、分かるのか?」と逆上される。近くで見ていれば、極端な話、多少違っていても強い不満は持たれない。

アナウンサーから、このRはアジア大会の日本-バーレーン戦で遠藤を退場させた人であり、カードが出やすい審判であるという趣旨の紹介がされた。
その試合は観ていないので発言の内容自体に対してはノーコメント。もっとも、この試合を見ていた限り、特別そういう印象は感じない。


前半23分:
センターサークル付近やや日本側のところで中澤、ダエイ、中村が空中のボールを競る。中村倒れる。
4名の救護員と担架、3名の日本側メディコがピッチに入った。
彼らはRの許可がないとピッチには入れないことになっている。あと、何名までチーム役員などが入れることにするかというのも、一般的な試合前の審判の打ち合わせ事項。


前半24分:
直後のフリーキック。イラン得点。縦に出たボールを落とし、別の競技者が蹴りこむ。
Rの位置はペナルティーエリアとアークの左側交点。一般的な位置。日本側競技者が最初の競り合いのときに倒されていたが、あの位置にいたあのRが笛を吹かなかったというところからみるに、ファウルはなかったのだろう。
(僕も違和感は感じなかった。)
Rは得点の合図。体を左に回し、そのまま左手をセンタサークルの方に向けた。


前半27分:
イラン側競技者、キャビ(でしたっけ?)がシュート。
Rはエリア正面左側の位置。適切。


前半30分:
向こう側タッチライン、センターライン付近のところで複数の両チーム競技者がボールを奪い合う。
ファウルを日本が取られて終わったのではなかったろうか。Rの位置はとても近かった。
このあと何度も似たようなシーンがあったが、いずれでもRは近くにいた。


前半32分:
イラン側ペナルティーエリア前正面から小野がシュート。右に外れる。
A1はゴールラインまでダッシュし、そこでゴールキックでの再開を合図した。好印象。


前半33分:
福西警告を受ける。反スポーツ的行為。
ボールを奪ったイラン側競技者がスピードに乗ろうとしたときに右からひっかけて倒した。相当、という印象を持った。
Rはプレイのあったところより中央の、いい位置取りだった。


前半33分:
日本側ゴール正面で中澤が反則を取られる。
これは何故だか分からなかった。


前半37分くらい:
日本側エリア左からイラン競技者が個人技で中央に切り込む。シュートはゴール上にはずれる。
Rはドリブルに対して中央から左前に向かっていくことで好位置を維持。切り返しに対しては中央にまっすぐ進むことでやはり好位置を維持した。


前半38分:
日本右からコーナーキック。蹴るのは小野。
A1が小野に対し、セットしたボールをもうちょっとペナルティーアーク内側に持ってくるよう指示。
映像で見ている限り、ボールはラインに乗っていたと思う。その必要はなかったのではないだろうか。


前半39分:
コーナーキック。
Rの位置は、エリア内、左側ゴールエリア角とアーク、エリア交点の延長線上くらい。
教科書的にはこの位置またはエリアとアークの交点くらいがコーナーキックのときのRのポジションとされる。どっちを選ぶかは好みだろう。
但し、実際に主審として立ってみると分かるが、この位置は、ゴール、競技者からかなり近い。
うかうかしてボール、競技者などに呑まれてしまうリスクをなるたけ避けたいので、僕は、後者の位置取りのほうが好みだ。ゴールをより正面に近い角度から見れるという意味でも後者。
いろんな試合を観ているが、どっちかというと、後者のほうが一般的な気がする。


前半39分:
日本左からのコーナーキックは中田がシュートするもニアに外れる。
直後のゴールキックでは、イランGKがボールをセットしてからオフサイドラインに向かって走るA1の姿が見られた。

カッチリやるなら、A1は、
1.まずゴールキックのボールが正しくセットされたことをゴールエリアの前側のラインと同じ高さで確認し、
2.ゴールキックが蹴られたとき、エリアを越えたことをエリアの前側のラインと同じ高さで確認し、
3.それからオフサイドラインに戻ることになる。
とはいえ、大きく蹴られることが期待されるときには、2の過程は省略されることも多い。


前半40分:
日本競技者が足を高く上げてプレイ。Rは直接フリーキックで再開の合図をした。

(第12条)反則と不正行為
反則と不正行為は次のように罰する:
直接フリーキック
競技者が次の6項目の違反を不用意に、無謀に、あるいは過剰な力で犯したと主審が判断した場合、直接フリーキックを相手チームに与える:
・相手をける、またはけろうとする

間接フリーキック
競技者が次の違反を犯したと主審が判断した場合も、間接フリーキックを相手チームに与える:
・危険な方法でプレーする


よって、松木氏から「足が高くあがってしまったので」という趣旨の発言がされたが、それは間違いである。
「足が高くあがってしまった」だけならば、危険な方法でのプレーなので、間接フリーキックとなったはずだ。

この場合は、実際に接触があったために直接フリーキックでの再開となったと考えられる。


前半44分:
イラン競技者が左奥に攻め込みボールキープ。奪われたが、直後に笛。イラン側のフリーキックで試合再開。
ボールを奪う直前に宮本(だったと思う)が相手競技者をつかんでいた。Rはすぐ近くで一連の動きを良く見ていた。


前半44分:
イラン、左からのフリーキック。中央を超えて折り返し。楢崎がキャッチ。
Rはエリア内、ゴール正面より6ydくらいの位置取りだった。けっこう思い切った近い位置取りだと感じた。競技者、ボールとの交錯が怖くて、ちょっと僕にはできない。


前半47分:
イラン、右エリア角付近からシュート。左に外れる。
Rはエリア、アークの左交点くらいのところでシュートを見た。適切なポジショニング。



後半開始前:
録画したビデオを再生してみていたのでよく確認してないのですが、開始前、イランのチームがピッチで記念写真撮ってませんでしたか?

後半開始時には照明がついていた。

R、A1、A2はセンターサークルまで来て、それからA1、A2はゴールの設置を確認しにいく。
キックオフ時には、RはA2、A1の順で、左手の時計を右手で持ちながらアイコンタクト。試合開始の準備が出来たか確認した。
A2、A1の動作は見えなかったが、おそらく、やはり腕時計を手で握るという合図を返したことだろう。

後半3分:
日本、右からコーナーキック。
Rはプレイ再開の前に、ゴールエリア付近にいたイラン側競技者に何か注意をしにいった。


後半4分:
アドバンテージ。Rは流れたボールを指しての続行の合図。


後半7分:
オフサイドの違反の後も、イラン競技者がプレイを続けようとする。最後はシュート。
Rからはお咎めなし。歓声のため笛がかき消されたということで許したのか。通常なら、遅延行為ということで警告に値する。
あと、そもそも、その後映された映像では、オフサイドか怪しかった(とはいえ、映像の角度も悪かったのでこれ以上のコメントは避ける)。


後半8分くらい:
イラン競技者がゴール正面からシュート。右に外れる。
Rの位置は、エリア手前数ydのところ。やや左。適切。


後半18分くらい:
4thオフィシャルが見える。アディダスのジャージ。胴が深い緑。他は黒。シブい。。


後半20分
日本得点。福西。
Rの位置はよく分からない。


後半22分:
イラン競技者が左タッチラインからロングスロー。
一連のプレイでゴールラインをボールが割ったとき、A1は走ってゴールラインまで行き、そこで旗で再開の合図。


後半22分
センターサークル付近手前側で中村がボールを奪われる。イランの速攻は、最後はシュート気味の折り返しがファーサイドに外れて終わる。
Rはよく走り、最後の段階ではエリア手前まで来ていた。


後半25分
小野に警告。縦に突破しようとしたイラン側競技者を倒したのだっけ?
詳細忘れたが、こんなもんか、とそのときは思った。


後半27分
高原のシャツが出ていた。


後半29分
イラン得点。右からの突破、折り返しをヘディングでニア右に。
Rの位置は、右での折衝ではやや右の位置。そこから、折り返しにあわせて左方向へ移動し、シュートの段階ではエリアとアークの交点右側あたり。
適切な移動だったと感じた。


後半31分
向こう側タッチライン、日本のスローインでのプレイ再開時、タッチラインから別のボールが転がってくる。プレイは中断され、ドロップボールで再開となった。ドロップボールでは、イラン側競技者がボールを大きく前に蹴った。

前半9分の記載をもう一度参照。

(第5条)主審
主審は:
・外部からのなんらかの妨害があった場合、試合を停止し、中断し、あるいはうち切る


別のボールが入ってきたときは、試合を止め、それを取り除いてから試合を再開する。
さっきはプレイ再開前だったので、スローインで再開となった。
今回はプレイ中だったので、ドロップボールでの再開となる。

ではどうしてさっきはスローイン、今回はドロップボールで再開なのかというと。
まず最初のケースは、プレイが止まっている(スローインの準備中)時のできごとだったので、再開はスローインから。

(第8条)プレーの開始および再開
ドロップボール
ドロップボールは、ボールがインプレーのときに、競技規則に他に規定されていない理由によって必要が生じた一時的停止の後に試合を再開する方法である。


ドロップボールで試合が再開されたのは、「競技規則に他に規定されていない理由(プレイ中に別のボールが入ってくる)」によって試合が中断したからである。

さらに、ひとつ知っておきたいこと。

進め方
プレーを停止したときボールのあった地点で、主審はボールをドロップする。
ボールがグラウンドに触れたとき、プレーが再開する。


イラン側競技者しかいない状態でプレーが再開されたことに注目。「両チームの競技者が来たところでドロップし再開」とは別に規定されていない。



解説・リポーター・アナウンサー・応援放送

放送開始直後:
スタジアムの映像が出て、川平滋英「絶対負けられない戦いがそこにはあります」
各試合、必ずこのキャッチフレーズを使うつもりなのだろう。明確で良い、と思った。
でもこの試合、結果的に日本は負けてしまったな。


試合前:
今日の主審、副審が紹介されたとき、アナウンサー「副審は、タイのパームチニさん」
テロップでは「パームニチ(THA)」と表示されていた。どっちが正しいのか分からないが、このレビューではテロップのものを採った。

競技場の気象状況が表示される。気温10.0℃、湿度35%、はれ。
数時間前の日本テレビ(だった、と思う)のニュース番組で元ガンバの長島氏がスタジアム前でリポートしていたときは、22℃、21%とのことだった。
ほんの数時間でずいぶん動くな、と思った。それだけ乾燥していて、また、高地だ、ということなのだろう。
あと、これを観ていて、川平滋英と長島はスゴく似ている、と思った。


放送開始直後:
松木氏「アウェイの試合では、開始すぐになるべく多くの選手がボールに触ることが重要。」

堀池氏「ピッチにいると、12万のサポーターの圧力を感じます。あと、ピッチがすべる感じです。」
直後、試合開始前にピッチに散水していたとの情報も。


前半9分:
加持がペナルティーエリア中央からこぼれたボールを持ち、前へ出そうとする。足を出した相手にあたり、タッチへ。日本スローイン。
松木氏「加持、落ち着いてますね。」
むしろ、相手の足にしっかりボールがあたってヒヤっとさせられた。ああいう、プレイが落ち着くだろうと思って気が抜けかけたときが怖い。ボールがタッチを越えたからよかったようなものの、そうでなかったらヤバかったと思う。


前半17分:
向こう側タッチライン、日本側エンドで両チームの競技者がボールを奪い合う。浮いたボールは縦に流れる。A2が旗を横に出し、スローインの合図。
アナウンサー、松木氏揃って、A2がスローインの合図をしていたにも関わらず「コーナーキックで再開」という趣旨の発言。スローインになって二人でビックリしていた。
コーナーキックであれば、A2はコーナーアークのところまで来てコーナーアークを旗で指す。A2を見れば一発で分かることだ。解説者なんだから、審判の基本的な合図くらい覚えて欲しい。


前半20分ごろ:
アナウンサー「少し、イランのペースも落ちてきた感がありますね。」
松木氏「しっかりつなごうという意識がでてきて、日本もスペースを与えなくなってきてますしね。」
この会話は、突破からいいシュートを打たれるシーンをほんの数分間の間に何度も経験していたときのこと。スゴいことを言うものだ、と、感心&絶句した(笑


前半28分ほか多数:
松木氏、堀池氏「中盤でのプレッシャーが弱い、という趣旨の発言。」
適切だった。ていうか、日本も、3−5−2から4−4−2にすれば、それまでと同じようにしていたらどうしてもその分中央が薄くなるわけで。
普段のシステムとの違いにまで言及できるとなお良かった。

ところで、今回の試合で中盤を支配できなかったのは、ジーコの採用した戦術に問題アリ、という気もする。うまく行っている方法をわざわざ相手に合わせて試合前から変える必要がそもそもあったのだろうか?それで負けたら気分悪いし、勝ったとしてもその後やりにくいだろうに。


前半34分:
日本ゴール正面でのイランのフリーキック。
松木氏「相手がボールを蹴るときにつめてプレッシャーをかけに行く選手が必要です!必要です!」
直接ゴールを狙ったシュートが枠を外れた後も、どうしてつめなかったんだ、そんなことじゃダメだ、と息巻いていた。

(第13条)フリーキック
フリーキックのときの位置
ペナルティーエリア外のフリーキック
・相手競技者は、ボールがインプレーになるまで9.15m(10yd)以上ボールから離れる
・ボールがけられて移動したときにボールがインプレーとなる
違反と罰則
フリーキックを行うとき、相手競技者が規定の距離よりボールの近くにいる場合:
 キックを再び行う


(第5条)主審
主審は
反則をされたチームがアドバンテージによって利益を受けそうなときは、プレーを続けさせる。しかし、予期したアドバンテージがそのときに実現しなかった場合は、そのもととなった反則を罰する


(第12条)反則と不正行為
警告となる反則
競技者が次の7項目の違反を犯した場合、警告を与えイエローカードを示す:
5.コーナーキック、またはフリーキックでプレーを再開するとき、規定の距離を守らない


ということで。
そんなマヌケなことをしたら、

相手が首尾よくゴールできたら相手の得点、失敗したら警告された挙句にフリーキックのやり直しになる。何の特にもならない。

公共の電波で意見したいのなら、ちゃんと勉強してからにしろ。

本編の審判レビューのところでもいつもどおりいろいろ指摘させてもらいましたが、この人はいつもこんな調子です。
良い子は松木安太郎の言うことを鵜呑みにしないように。
松木安太郎の言うことをそのまま信じて行動すれば、そのとき被害を受けるのはあなた自身です(笑


後半24分
松木氏「加持が顔を出してくることで、中田のマークが薄くなる。それだけ中田がフリーになる」という趣旨の発言。
これはよかった。



その他:

試合開始前:
今日の主審、副審が紹介されたとき、アナウンサー「副審は、タイのパームチニさん」
テロップでは「パームニチ(THA)」と表示されていた。どっちが正しいのか分からないが。


前半11分:
Rの笛は赤かった。どこのメーカーの何という笛なのだろうか。興味を持った。


後半8分くらい:
ピッチから見たスタジアムがちょっと映る。イスラム法学者の大きな肖像のようなものが2枚ほどみられた。


後半42分:
ジーコの横顔映像。その横で、通訳氏が顔を片手で覆っているのが見える。ジーコは険しい表情。
試合中に通訳が先に凹んでいていよいのか、と思った。そういう仕草は最後までしちゃいかんでしょ。



ゴールの網が淵は白、他は赤という色合いだった。
へぇ、と思った。

イランの監督、イバンコビッチ氏はインテリっぽい感じだな。
あと、イランのキーパーはデカかった。身長192cmとのこと。

イランの途中から入ってきた競技者「ニクバクト。」ボディコンタクトに強い競技者というような紹介がされていた。
名前と特徴から「肉爆人」という漢字が頭の中であてがわれたのは僕だけだろうか?

Rは背が高く、色黒で手足の長いいかにもあっち系の男、という感じであった。
A2はちょっとゴツい感じ。


後半交代してきた日本人選手にもピッチに足をとられて転んでいるシーンが目立ったのが特に気になった。
前半にコケている選手がたくさんいるのを見て、自分が出るときには何らかの調整が必要だとか感じなかったのだろうか。ハーフタイムにピッチに入ってボールを蹴ってみるなり、前半出た競技者から情報をもらうなりできたはずだ。
ハーフタイムはロッカールームに戻って打ち合わせするのも大事だろうが、そういうことをしてもよかったのではないだろうか、と強く思った。


今回の試合は標高1,300mの高地で行われたということで。
この高さは高地順応が必要なほどではないとは思うが、とはいえ、試合前にそれを意識した合宿等をしてきた、という話は聞かなかった。
ボールの軽さのようなものは、ある意味日本にとっての誤算だったのではないだろうか。もし特別な対策をしてこなかったのであれば、今後の反省としてもらいたい。

標高の高いところでの試合というと日本ではちょっと特殊に聞こえるが、特殊な場所での試合開催といのは、W予選ではホーム側が使う常套手段である。
例えば、ボリビアは、絶対落とせない試合では、首都ラパスにある国立競技場でホームゲームを行う(ここでは、僕もW杯予選ボリビア-コロンビアを観たことがある)。ラパスは標高3,600mの高所である。コロンビア、ベネズエラ、エクアドル等も高地での試合を得意としている。メキシコ・シティもその位置する標高は高い。
あと、日本にいるとなかなかうっかりしてしまうが、アフリカ地域も全体に標高は高い。アフリカ全体がある意味高地のようなものである。

イランについて言えば、その国土のほとんどは、イラン高原と呼ばれる西アジアを広く占める高地に入っている。標高3,000〜4,000m級の山脈に囲まれ、全体として標高500〜1,500mの高地をなしている。

標高の高いところで行われる試合では、気圧の低さにあわせ、ボールの空気圧も落とすのが普通。
この試合でももちろんそうしていたであろう。
(第2条)ボール
品質と規格
ボールは:
・球形で
・皮革または他の適切な材質で
・外周が70cm(28in)以下、68cm(27in)以上で
・重さが試合開始時に450g(16oz)以下、410g(14oz)以上で
空気圧が、海面の高さで0.6〜1.1気圧(600〜1100g/平方cm)(8.5〜15.61b/平方in)のものである。

ボールの気圧について、かなり幅が広いことに留意。
ちなみに、空気圧計は、主審、運営の超基礎必須アイテムです。

さらについでに言うと、このボールの規格の中で、重さだけは「試合開始時に」という但し書きがついていることに注意。ボールは試合中に重さが変わってもOK。
他の要件が試合中に満たされなくなった(皮が裂けて変形した、etc...)ときは、主審は直ちに試合を停止し、ボールを交換した上でドロップボールで試合が再開される。


今回のレビューは、ファーストドラフトの書きあがりまでおよそ3時間15分だった。
試合は朝7:30から観戦。アップのとりあえずの準備が整ったのが12:45。
後半にあまり書くことがなくてよかったが、引用を多くしてフォントをいじるところが増えてくると、やはりちょっと大変な作業になってくる。
読み返すのが面倒だし、もうでかけないといけないので、とりあえず読み返さないでアップします。

貴重な週末の朝をこんなことに使っていていいのか、と、率直なところ、いいかげん疑問に感じてきた。
以前なら自分の技術向上のためのレポートと言う意味も強かったのだが、上級を目指して真剣に努力しようとかそういうことを考えなくなってしばらく経った今となっては、そういうモチベーションでもなくなってきしまったので。

05/03/26


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