次回予告
ラパヌイをめぐる歌 その1 "朝"
磨きたてのエメラルドのような朝
ちょっとした退屈に息切れした少女は
初夏の日射しのあざやかな賑わいに惑わされ
ひとり渚の波音を駆け抜けて
その入り江に激しい飛沫を浴びにゆくのだ−
雨の季節は昨日おわった
湿り気を含んだ風が鼻をついた
あたらしい季節へ−
日射しはつよくてやわらかかった
目を閉じると波のざわめきが聞こえてきた
手に触れるものすべてを祝福したくなるような朝の躍動感の中
ぼくは誘われるようにオロンゴの岬を一気に駆け上がった
ラパヌイの一日がはじまる
こねこねの南米旅行記 "朝" 乞うご期待 !!
(イースター島のことを、地元の人はラパヌイと呼びます)
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