bring home the bacon

そのまま解釈 そのベーコンを家に持ってくる
慣用句としての意味 生活費をかせぐ、仕事を果たす
採集場所 あちこちで見られる
なんじゃソリャ指数 ★★★★
とりあわせ指数 ★★★★
慣用句度 ★★★★

この手の定冠詞のついた慣用句って、なんか因果めいた雰囲気がしてけっこうシビれます。
"the bacon" なんて何のコンテクストも無く言われたら、 "whichi bacon?!" とたずねたくなりますよね。
しかも、「その」ベーコンだけ持ってくれば家計はなんとかなってしまう。安易だ。

旦那「例のベーコン、持って帰ったぞ」
女房「ああ、アンタ、これで大丈夫だね」


ま、そこが慣用句の慣用句たるところなのでしょうが。

bacon 自体は、古フランス語 bacon (背中)から。中高地ドイツ語 bache (ハム)と関係がある、とのこと。
もともと、ハムとかって、秋にまるまる太った豚を絞めてその肉を保存食とするためのものでしたからね。ベーコンも、まあその流れを汲んだ言葉ということか。
個人的には、ドイツ語の「バッヘ」と「ハム」との形態に興味があるところです。


Q) ハム、ベーコン、ソーセージの違いを一言で説明して下さい
A) 一言で定義づけるのは難しいのですが大ざっぱに言ってしまえば

ベーコンは塩漬した豚肉をそのまま燻煙したもの
ハムは塩漬した豚肉を燻煙・ボイルしたもの
ソーセージは塩漬した肉を挽肉にして練り合わせたもの(燻煙とボイル工程の有無は色々)

ただし、骨付きハムや生ハムはボイル工程は行いませんし、このカテゴリー分けに当てはまらない製品もたくさんあります。また元々の語源とは違っている場合もあります。あくまでも大ざっぱです。念のため


ハム・ソーセージなんでも相談室 http://www.ham.co.jp/un4-b.htm から。

こういうことって、こういう機会がないと勉強しないですね。
ハムはボイルしているからベーコンより脂が落ちているのか?


話は戻って。

小学館プログレッシブには、


bacon の慣用句として、他に、

save a person's bacon
〈人に〉本望を遂げさせる.
人を〉危機から救う,命拾いさせる.

sell one's bacon
《俗》体[身]を売る.

というのがあります。 なんか、あちこちで、やたら重宝がられてますね。ベーコンって。ちょっとやそっとのものではなさそう。
スーパーで買ってくればなんてことはないものなのですが。
ここらへん、寒冷で生産性の低い土地柄だったヨーロッパで出来た慣用句ならではの保存食に対する固執、と考えるべきなのでしょうか。


あと、 bring home to ... の類として、

bring home to a person.../bring... home to a person
〈人に〉…をはっきり悟らせる,十分納得させる,痛切に感じさせる


というのが紹介されていました。

あと、American Heritage によれば、
bring home だけだと、 To make perfectly clear

ということのようです。


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