続・すばらしい一日

「それでさ、このあいだの日曜日、明け方にパオラから電話がかかってきたんだ。『今日の午後、あいてる?』って。」
「うん。」
「それでさ。こんどは、僕はちゃんと家からびよらを持っていったよ。それで、彼女の家についたときにはっきり言ったんだ。『僕は12才のころからびよらを弾いてるんだ!』って。」

「それで?」
「そしたらやっぱり、『弾いてるフリだけしてくれてればいい』って。」


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びよらじょーく
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