「どうでしょうか、先生?」
「おそらく、軽い風邪ですね。」
「そうですか。それはよかった。じゃ、明日にでも学校に行けますね!」
「いや、今の段階ではなんとも...。」
「でも、すぐに治りますよね?」
「いや、それも今の段階ではなんとも...。ひょっとしたら、このままこじらせて死んでしまうということも考えられないことはないですし...。」
「え?!先生、ひょっとして僕、風邪なんかじゃなくて何かもっと深刻な病気なんですか?」
「いや、ただの軽い風邪ですけど。たぶん。」
「でも先生、だったら、どうしてそんなことを?!」
「いや、そりゃ、どんなことにも絶対とは言い切れるものではありませんし...。絶対に軽い風邪で間違いないのかと言われるとひょっとしたらそうじゃないかもしれない。軽い風邪なら必ず治るのかと言えば、ひょっとしたらそうじゃない かもしれない。そういうものでしょう?じゃ、何ですか?あなたには、絶対にあなたが今軽い風邪で明日にはすっかり治っていると思えるだけの、何か決定的な根拠でもあるんですか?」


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