「こんどの従軍医先生、スゴいらしいな。」
「ああ。なんでも、『どんな症状にでも必ず使える薬の元』なるものを持って来ているらしいぞ。」


「ああ、先生。ようこそはるばる、この南方戦線へ。」
「オホン。」
「さっそくですが、疲弊しきった兵隊たちは今病気やケガ、さまざまな状況で苦しんでいます。今すぐに適切な処置が必要な者もたくさんおります。なんとかしてください。」
「オホンオホン。」
「あ、左様でございますか。あの大きなタンクを開けろ、ということですね。あの中に、先生の持っていらした『どんな症状にでも必ず使える薬の元』というものが入っていると。」
「オホンオホン!」

「ふぅ。やっとここまで運んできました。とても重たかったですよ...。でも、これだけあればきっと大丈夫ですね。さて、先生。もし差し支えなければ教えていただきたいのですが、この中身は何ですか?」
「アセチレンじゃ。これさえあれば、どんな有機化合物も必ず作れるのじゃ。」


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