英検1級ベストアプローチ1次試験結果と考察

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2003年度第1回の英検1級1次試験に合格したので、とりあえず1次対策として何が有用であったか、どういう失敗があったか等をまとめておく。
あとから受験する人には、いろいろ参考にして欲しい。

ちなみに、僕の1次試験の成績はどうだったかというと、
ジャンル問題
番号
分野選択
記述
配点得点合格者平均点受験者平均点時間配分目安備考
語い1番単語・熟語選択3027211615分見直し時間を考慮し
1、2、3番あわせて
65分におさめたい
読解2番空所補充選択2020141120分
3番内容把握選択2016151135分
4番大意要約記述1015分4、5あわせて25分
1〜5あわせて95分
作文5番作文記述1010分
リスニング1番会話リスニング選択10 開始3〜5分前から
選択肢を読み始める
2番一般リスニング選択10 
3番リスニング記述記述12 最後は集中力
リーディング選択問題計選択70635038 9割
リスニング選択問題計選択20161612 8割
リーディング記述、作文計記述20111310 記述問題は水モノ
リスニング記述計記述12 合格者平均並み
合計 122988765130分合格最低点82点
というわけで、客観問題(選択問題)だけで63+16=79点を取り、合格最低点(82点)まですぐそこというところまで持っていくことができた。記述問題はほぼ合格者平均。
だいたい計算どおりであった。


この回の試験は、通常合格者が高得点を取るとされる読解問題の得点率が非常に低くかったことが特徴で、リスニングの選択問題で例年より平均点がやや高かったにもかかわらず、合格最低点も最近になく低いものとなった。

そんな中でも、僕自身は、リーディング客観問題3問で予定どおりしっかり固め打ちすることに成功できた。結局、この最初3問ではっきり差をつけられたことが、合格の直接の原動力となった。
語い力強化に主眼を置いた勉強法を取ったことが成功した、作戦勝ちである。

「語い問題は難しすぎるし、1問1点と配点も低く、努力の割に差がつかない部分だから語い力増強は軽視してよい」という意見をよく聞くが、僕は反対だ。
語い力があるということは、語学力における絶対的な強みである。
語い力があるかないかは、2、3番の読解問題での速読、内容理解力に影響し、そのまま正答率に直結してくる。1番の語い問題も、効率よく取り組めばコンスタントに8割は取れる力をつけることができる。
リスニングの1番も、やや高度な口語表現をしっかり押さえているかいないかで理解力がぜんぜん違ってくる。
語い力をつけることが、そのまま英検1次対策の総合力をつけることになると思うべきだ。

それに、あとで具体的な対策のところでも述べるつもりだが、1,2,3番以外の部分はある意味水モノである。
要約問題は試験中の本人の手ごたえと結果が必ずしも一致しないことも多いし、リスニングは、会場の音の反響の良し悪し、スピーカの質といった運の要素が本番での得点に大きく影響してくる。
どちらも、よほどの実力がないとアテになるようなものではない。

1,2,3番は全体の合計122点のうち70点を占める。
この3問が英検1級の1次試験を自信を持って突破できるかを決定する鍵と言っても過言ではないだろう。

例年、合格最低点は84−86点程度。
最初3題の合計で60点ぐらい取ることを目標にするとよいと思う。
そのうえで4,5番で最低でも11−13点ぐらいは取れただろうという手ごたえがあれば、あとはリスニングで半分ちょっと取れれば、90点前後のスコアに到達し、1次試験は多少余裕を持って合格である。

2003/07/29


「英検1級ベストアプローチ」での書評等は、すべて英検1級受験対策として役にたつかどうかを作者が主観的に評価しているだけのものであり、それ以上のことは一切評価には入れていません。


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