英検2次試験を考察する

英検1級2次試験の結果は、平成15年度第1回 × → 第2回 ○ であった。

分野評価項目第1回得点第2回得点満点
セクション1文法の正確さ、語い力、発音(リズム、イントネーション、等も含む)を評価10
セクション21級面接試験にふさわしい発話ができ、どのような答え方をすればいいのかを判断できるかどうかを評価10
セクション3要点を整理し、適切な構成をもって相手に伝えられるかどうか、また相手の伝えようとしている要点を理解できるかどうかを評価10
セクション4コミュニケーションを持続させるため、また豊かにするために、様々な方法を取れるかどうかを評価10
Attitude面接全体を通して、対人コミュニケーションが円滑に進められたかどうかを総合的に評価
合計 (合格点25点)213243

セクション1〜4は2人の試験官(ネイティブ1人、ノンネイティブ1人)がそれぞれ1〜5点の間で採点したものの合計、Attitudeは2人の採点の平均である。
ということは、2人の試験官それぞれが平均の3点をつければ、25点で合格するようになっている。

第1回はスピーチ、質疑応答とも納得の内容で合格を確信していての不合格。第2回は準備らしいことは当日までせず、第1回当時に用意していた資料を昼からちょこちょこ読み返しただけ、スピーチも質疑応答もそれほどのものではなく不合格を予想していたら合格であった。
それも、どうせボーダーラインだろうと思っていたら、結果が返ってきてみれば、けっこう余裕があったようだ。

実力がついたわけではない。この3ヶ月、英語の勉強らしいことは何もしてこなかった。
それはつまり、英検2次の結果はかなりの水ものだということなのだろう。
ホンの10分ぐらいの間で人間が人間を評価しているのだから、当然といえば当然か。

ということで。
「英検1級ベストアプローチ」では、「英検2次の結果は不安定で当然である」という前提に基づいて、「では、その結果が不安定な試験に合格するにはどうしたらよいのか」を考えたいと思う。

2003/12/01


「英検1級ベストアプローチ」での書評等は、すべて英検1級受験対策として役にたつかどうかを作者が主観的に評価しているだけのものであり、それ以上のことは一切評価には入れていません。


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