テレビの感想

ロシア語会話 2001年12月10日月曜日
うぶぉっ、ぐらん、ぽーらだ = はい、市外地図です
えった、ぷらん、つぇんとら = これは町中央の地図です
かーるた、ますくぅずぅい = モスクワの地図

ロシア語も、スペイン語同様、「名詞 + 形容詞」の語順になって、名詞の性数によって形容詞の語尾が変わるようだ。

「塩田貞治こと、ロシア語会話のサーシャです。」
というのがいつものロシア語会話オープニングでのサーシャのセリフなのだが。
「ロシア語会話のサーシャこと、塩田貞治です。」
というのがむしろ普通ではないだろうか。逆なような気が。
デニースのテスト好きも、あいかわらずだ。
「テスト、するよぉっ。ガンバって!」
と、体を横にしてガッツポーズしながら言うとき、彼はどうしてあんなにうれしそうなのであろうか。

スキットはいつかどこかでみたようなキオスクからはじまった。
このあいだは、たしかビールを買ったんだよな。塩田君は、ルーブルが何だか覚えたのだろうか?
彼の口から「ボリジョイ」という言葉が出てきたが。
今日の彼は色白目元くっきりメイクで、白い歯とあいまって、やや吸血鬼風の印象であった。

デニースのおまかせスキットでは塩田君のパントマイムが見られたが。
「デニースの」おまかせスキットだ。デニースはいつも楽しそうだ。

それにしても、この番組のレギュラー陣は本当に年齢不詳だな。
オクサーナは、どこで日本語を覚えたのだろう?

「聞いてみよう」は先週にひきつづき、セルゲイ某というトランペット奏者。
旧共産圏の音楽家輩出力は、今後どうなっていくのであろうか。

ウラジミール某の「歌のある店」は「誰も聞いてくれない」の2週目。
頭から曲がかかって、ウラジミール某が繰り返して歌い、日本語に訳した。

「旧友からのたよりな無い。さびしいなぁ。
最新の新聞を読んでも、私の心はむなしいばかり。
古い新聞にも、そう面白いことは無い。
ただひとつ軍の同期の友はここにいた。でも去ってしまった。」

あとは「オイヨー、オイヨー。」のくりかえし。

オリジナルの歌は流行りのグループによる最近のものらしいのだが。
映像は擦り切れたような白黒のもので、寒々しい海だか大きな湖だかをポートのクローズホールドで走るヨットの風上側のデッキからバウ方向を撮ったものだったり、4人のグループが物悲しげに歌うものだったりした。

「ロシア人の特徴だと思うのだが、ロシア人は突然訳もなくさびしくなってしまうのです。」
というのが、ウラジミール某の陳述であった。だいじょうぶだよ。僕が聞いてるってば。

...楽しみを追い求めて古い新聞まで読んでしまうとは。