テレビの感想

フランス-ウルグアイ

アンリの退場はまあないことはない。警告ぐらいが妥当だとは思うが。

むしろ、本当に問題なのは今回話題になっている会場で反則シーンの映像が流されること。
ダリオ・シルバがビエラ、だったかな?を倒したときの映像なんか、流すだけ会場が荒れて競技者が荒れるだけだ。
レフリーが試合をコントロールしにくくなっているのも、それがかなり原因となっている。
こういうことになるから会場で映像をあんまり流すのはどうなのか、と批判がでているのだ。
FIFA会長は「金を出して観に来ているのだからテレビで見れるものがみれるのは当然だ。」
とコメントしていたが。
テレビならテレビで視聴料や電気代を払っている。現地ですでに生で見ているのだから、いまさら再生映像など流しても混乱をまねくだけになるしよくないと思う。

もっとも、この審判も前半20分ぐらいまではそれなりだったが、あとはテンデメチャクチャであった。
はっきり言って、ヘタクソ。
ひさしぶりにこんなにヘタクソな国際主審を見た。

とは言いつつも、ウルグアイの競技者も相手を削るタイミングが非常にウマい。
主審に見えにくい角度、タイミングでひざに足を入れたり、さすが南米。
集中力がキレてレフリーのコントロールからはずれた試合になると、南米は強い。

松木安太郎もテレビ朝日もあいかわらず世界レベルからは遠いな。
「1枚レッドカードがでたからもうでないだろう。」
なんてフランスが考えてるわけないだろうが。
「これがワールドカップだ」
じゃないです。この大会の特殊性をまるで知らない。取材不足だ。
他もろもろ。役に立つことをまるで言えない鈍物。

ずっとそういうレベルの試合しかしてこなかったんだろうな。コイツ。
本当に、質の悪い日本語音声を聞かされるのは不快だ。
英語他が無理なら、せめて現地生音声のみの副音声放送とかやってほしい。
アナウンサーもひどかった。松木安太郎のシロウト岡持ちのようなヤツだった。
スポーツというものは、引退した競技者のコメントを聞きながら見るものではないのだ。

試合自体は、1人少ない相手にウルグアイがおつきあいしている時間が長かったというところ。
フランスは2列目以降の飛び出しで相手をゆさぶるいつものスタイルをいちおう貫くことで、ボールを持った時間を大事にしていたという印象。

ウルグアイがカウンター主体のアウェイサッカーを志向していたのは試合開始時のねらいとしてはうなずけるが、刻々と状況が変わっていくなかでどうにも無策だったのは監督の能力にも問題がありそうだ。この試合は最初から最後までずっと引き分けねらいだったのだろうか?

2001年6月6日水曜日



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