来週も見ます
今日の中国語会話も相変わらずよかった。
稚広ちゃんがよかったのは当然いつもどおりだが、陳さんは今日はやけに色ツヤがよさそうだった。沈さんの着ていたシャツもよかった。相原教授は今日はやけに顔が白かった。
特に、稚広ちゃんはこれまでに見た中でいちばんよかった。
これ以上書くと浅川稚広話だけになってしまいそうだから、その件についてはコメントを控える。とにかくよかった。
文化コーナー「一年又一年」では「一家両制」というテーマで、1981年のドラマが紹介された。
「改革解放運動から数年経ち、自分たちの生活が立ち後れたものなのではないか、と人々が思いはじめていたころです。」
という莫さんのコメントだった。
ドラマの内容は、国営企業での勤めをなおざりにして日用品ブローカーまがいのことをして大金を稼ごうとする夫と堅実に働いて欲しいという妻の葛藤みたいな話だった。
人の仕事をちょっと手伝ってちょっとした大金を手に入れてしまって、
「ああでもない、こうでもない、1年も経てば『万元戸』だ。」
と皮算用する夫と、自分たちが体験したことのないような流れに振り回され生活が不安定になることを懸念して、子どもの将来を心配する妻。
どっちにも説得力がなかった。
共産主義の恩恵と資本主義の旨みと、両方が家庭内に混在しようとしていた頃だったらしい。
それが、「一家両制」という言葉の趣旨ということだった。
先週のアクハシ君に続き、教授は今日もおもしろいことを言っていた。
「U(ユー)とI(アイ)の間には何かが隠れている。」
というのがそれで、実はE(イー)が隠れている、ということだった。
「キエルイー現象」
というらしい。
・・・書いてもおもしろくないな。稚広ちゃんにも陳さんにも僕にもけっこうウケたのだが。
それにしても、先週のアクハシ君はかわいかった。
スキットドラマでは好恵が中国への留学を思い立った動機を話しつつ、お寺で赤い紐に願い事を書いて木に巻いていた。
先週までの本屋での買物シリーズのときは、ほとんど見逃していたのだが、考えてみると不思議なことがある。
好恵と友達の中国人の女の子は本屋にたくさんの本を買いに行って、バスに乗って帰ったのだが。
レジで会計を済ませたあと、彼女等はそのまま裸の本を持って本屋から出て、バスに乗って、寮に帰ってきたのである。
日本では考えられない光景だが。中国ではそうなのだろうか?
彼女等は、本を買った後VCDを買いに地下に行こう、なんていう会話もしていた。
ナマのままの本を持ってウロウロしていて、万引きと間違えられないのだろうか?
本屋自体はバーコードリーダーでレジをすませるなど、神田にあるの大手書店並みの施設だっただけに、かえって気になった。
彼女等も、もともとたくさん買物に行く、行った先で紙袋等をもらえないだろう、とあれば、何かバッグ等を持っていけばよかったものを、と思った。
あまりの買物の量の多さに、好恵は一度はレジでの会計の後に他の客と交錯して持っていた書籍を床にばらまき、寮についたときには寮のおじさんに「持ってあげよう」と言われ、友人の中国人女性はそのときうまいタイミングで現れたあるいは彼氏と思しき好青年に「僕が君の持っているものは持ってあげるよ。」と言われたほどだったのだ。
もっとも、それに僕がようやく気がついたのは、今週火曜日の再放送を見ていたときである。
「中国語会話」では、1回の放送でその回のスキットが3回くりかえされる。この火曜日までに、再放送を含めて、その本屋での買物シーン以来、僕は合計15回ぐらいスキットのシーンを見ていたことになる。
それまで気がつかなかったとは。
好恵がスキットドラマでお願い事をしていたことにひっかけて、
「浅川さんのお願い事は何ですか?」
と、稚広ちゃんは教授に聞かれたのだが。
「来週も見てください。」
というのが、彼女の願いだった。
(来週と言わず、再放送も見るよ)
と、僕は思った。
深夜の再々放送が見れないのが惜しいところだ。
01/07/13
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