亮晶晶

亮晶晶


今日の文字当てテストは、

「又変心了」

であった。ヒントは、「変」の字、これは中国ではちょっと違うらしい。


レギュラーの4人登場。今日特別目についたのは、稚広ちゃんの下ろした髪、白地のガラものの服もよかった。沈さんの明るい黄色のYシャツだった。他の2人も、もちろんよい。

稚広ちゃんは、冒頭にちゃちゃっ、と中国語で挨拶した。それがやりたくて、練習してきた、という感じだ。彼女、きっと番組以外のところでもがんばってるんだろうな。


スキットは、主人公役の女の子が図書館でたまたま知り合いの男性と出会い、「下海」って、どういう意味なの?と質問し、そのまま会話が盛り上がる、という内容だった。

スキットが終わると、教授がさりげなく言った。
「この2人、図書館でこんなに大声で会話するのもどうか、と思いますが。」
「えー。そんなこと、ないですよー。」
稚広ちゃんと陳さんが言った。教授の指摘はさりげない。
陳さんは、今日はグリーンを基調にしたコーディネートだ。


教授の話ぶりは、すごくやさしくて丁寧だ。この人は、カッコいい。
スキットを中画面で再生しているときに、教授と稚広ちゃん、陳さんが次々に子画面で切り替わる。
稚広ちゃんが真剣なまなざしでスキットを見ている映像が映る。
彼女は、何かをちゃんとやってるときに、すごい目がキラキラしている。
先週、沈さんが彼女の目を
「亮晶晶(リョウチンチン)」
と表現していたのが、すごいよく分かる。
立ってる姿勢もいいし、なんだか今日の彼女は特別好感が持てる。


陳さんは、なんだか今日は太って見えた。服のせいだったのかな?


ジゴロの部屋になった。いつもの、沈さんの独り芝居だ。
その前に「中国語 発音良けりゃ 半ばよし」のコーナーで3つのi(イー)の発音練習をしていたので、今日はそれ絡みのネタだった。

ひとりの女の子がやってくる。
「やあ。小華ちゃん。今日も素敵だね。え?いつもみんなにそんなこと言ってるんでしょ?だって?いや、そんなことないよ。君だけさ。」

なんて言ってると(もちろん独り芝居)、そこに別の女の子がやってくる。
「やあ。ナントカちゃん。君も素敵だ。2人とも大好きなんだ。」
なって言ってると、もう一人やってくる。そんな具合だ。

当然、おもしろかった。


ジゴロの部屋に稚広ちゃんが顔を出すコーナーになった。
彼女が、スタジオからジゴロの部屋に行くために席を立つ。
彼女は、真ん中の席を立ち、画面右を向き、右に抜けた。
シオダ君とは違う。そうだよな。やっぱり、そうだよなぁ。

ジゴロの部屋では、沈さんが一生懸命彼女に中国語の話をしている。
彼女はそれを聞いている。その目はキラキラしている。彼女の魅力だよな。

稚広ちゃんは、がんばってるぞ。三井智映子も、アイドルやって大学行って、サークル3つかけもって、疲れた顔して渋谷のスタジオに来ている場合じゃないぞ。「イタリア語会話」出ることを楽しめ。イタリア語がんばれ。


「ネホリハホリ」のコーナーになった。

今日は台湾の映画スター「四大天王」のひとり、アンディ・ライのインタビューだった。
こいつが、ムチャクチャカッコいい男だった。

常磐貴子と共演している彼のボクシング映画が今日本で上映されているらしいのだが、これの映像もセクシーでよかったが、そのインタビューというのが、見ていてシビれそうだった。

先週のハングル会話の「LIVE ON KOREA」で、女優さんのインタビューをやっていたとき、彼女の表情よりもっぱら下の字幕ばかり見てしまって惜しいことをしたな、と思っていたので、今回はなるべく字幕は一瞬だけみて、主に彼の表情を見るようにしていた(また、それだけの価値のあるカッコいい男だった)のだが、もう、彼が、

「僕は19才でデビューして20年、39才、もうすぐ40才になる。20年の経歴を重ねてきて思うのは、仕事の面だ。若い頃に比べれば、見た目はどうしても悪くなっていっちゃうけれども、問題なのは内面だ。精神的に強くあって、どんなときにも投げ出さずに取り組むんだ。投げ出すのは、よくない。そうなったら、それっきりさ。どんなにイヤなことに出会っても、信念を持って取り組むんだ。」

なんて具合なことを、さらっと言ってしまうのである。
もちろん俳優だから、そういう言葉を吐くときどういう表情で、どういう仕種をつけて言えばいいのか知っていてやっているんだろうし、穿った見方をすれば、ひょっとしたらセリフもあらかじめ用意されたものなのかもしれないが(要するに全部ヤラセで演技なのかもしれない、けれども)、たとえ本気で言ってるのではなかったとしても、とにかくそのインタビュー、というものは、カッコよかった。

「ボクシングのためのトレーニングはキツくはなかったけど、撮影は大変だったね。イタかったから(笑)」
なんて、さわやかに言ってるが、もう雰囲気がタダモノではない、という感じであった。映画のカットもそうだったが、そのインタビューのシーンも、だ。

インタビューの途中でいったんスタジオに画面が戻ったとき、稚広ちゃんの目がキラキラして、「すごい、カッコいいですね。」と、ムチャクチャシビレていた感じだった。そりゃ、そうだろう。あんなヤツ、誰だって、惚れるよ。


番組の最後、文字当てクイズの答え。

「いかがでしたか?今日のスキット・・・。秋の日の、図書館。本の匂い・・・。ところで。」

教授の答えは、

「『変』の『又』の部分が『心』に変わる」→『恋』」

ということであった。

「また、心変わりで恋が消えました。しかし、あなたの心変わりで、消えた恋もあるんですよ。」

教授がそう言って、向こうを向いたところで番組は終わった。

チャッ、チャッ、チャチャチャチャン!!
興奮を煽る音楽はそこで最高に盛り上がり、番組は終わった。


今回は、とにかく稚広ちゃんの魅力大満載、というところであった。彼女の、興味を持って何かを見ているときの目はすごい。「亮晶晶」だ。もちろんあらためて言うまでもなく、よかったのは稚広ちゃんだけじゃないぞ。
アンディ・ライもすごくよかった。常磐貴子はどうでもいいが、アンディ・ライを見るために映画館に行きたい。入院中なのが、惜しいところだ。

朝食も食べない前からこんなにすばらしい30分をすごせていいのか、という、いつもどおりの感想だった。
さすがNHK教育テレビ。スーパー娯楽チャンネル。

01/06/01


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