明明来来

明明来来


中国語講座の再放送を見た。

おとといだったか、NHK教育テレビ諸講座のテキストをNHKのHPから通販で購入する際に、ついでに語学講座のHPも見て来た。
そのときに、中国語会話のキャスト紹介も見て来た。

浅川稚広ももちろんその主な目的だったが、はっきり言えば全員に興味があった。
その中でも、僕が最近とみに気になっていたキャラがいた。

明明

である。番組の最後のほう、「明明来来」のコーナーに出てくるウサギのぬいぐるみだ。
よく考えると、番組の最初にもいちおう出てくる。
彼らは何者なのだろう、と、最近ずっと思っていた。「明明来来」は舞台がバーのカウンターのような感じだ。ということは、あの「ジゴロの部屋」のバーなのか?


「中国語を学ぶウサギ。努力家だが忘れっぽい性格のため、苦労しながら中国語を勉強中。社交場の片隅のバーで立ち聞きしながら勉強している。「スタンダード40」をマスターし、「新スタンダード40」にチャレンジ中。 」
NHKのHPにあるキャラクター紹介には、そう書かれている。

もうひとり、輝輝というパンダのぬいぐるみも出てくる。
「明明の指導に使命感を燃やすパンダ。博士と呼ばれているが、専門は不明。視聴者からのファンレターに気をよくし、主役のミンミン以上に出番を狙う。好きな言葉は『三人行、必有吾師.』 」


「社交場の片隅のバー」とは、「ジゴロの部屋」のことだろう。やはりそうだったのか。
彼らはこのコーナーで沈さんと稚広ちゃんが話をしているときに、どこかの物かげに隠れてその会話を聞いている。

そういう設定なら、当然「ジゴロの部屋」の時点でその兆候は見られるはずだ。
何かを作る人、というのは、そういうことまで考えているものだ。まして相手はNHKだ。
あのバーに沈さんと稚広ちゃん以外の人物がいる気配はない。考えてみれば、客の沈さんと稚広ちゃんがいるというのに、バーのマスターさえもいない。
もともと、そういう人物は設定されてすらいない気配だ。

沈さんも稚広ちゃんも、「ジゴロの部屋」の途中にボトルを動かした、というような動作をした記憶が僕にはない。
ならば、明明の登場するあのAIHARAボトルの所在はきっと、「ジゴロの部屋」のころから「明明来来」のコーナーがはじまるまで同じ場所だろう。
そうすると、少なくともあのバーのカウンターのどこにAIHARAボトルがあるかは分かるはずだし、うまくすれば明明がどこかで彼らの会話を聞いている姿も、「ジゴロの部屋」のどこかで見つけられるかもしれない。

「あわよくば、明明を見つけたい。」
そういう期待が、今日の僕にはあった。


バーのシーンは番組中に2回ある。
最初の沈さんのひとり芸のときと、沈さんと稚広ちゃんが2人で話をするシーンだ。
土曜日に一度見た番組だ。もうメモを取る必要はない。
僕は番組に集中した。

AIHARAボトルは、すぐに見つかった。
稚広ちゃんが座る向こう側のカウンターに、客の正面にAIHARAラベルがちゃんと見えるように配置されていた。
こっちからだとラベルの左側しか見えないが、見覚えのあるボトルだった。相原先生の顔も印刷されている気配だった。その奥には、はっきりとは分からなかったが、輝輝のいる黒のボトルもありそうな気配だった。

ただし、明明は、見つけられることができなかった。
いちばん怪しいのはやはり「明明来来」のコーナーのときに彼女が出てくるAIHARAボトルの付近だと思ったのだが。
さすが、僕に簡単に見つけられるような相手ではないか。
2回のシーンのどちらでも、見つけることはできなかった。


次に僕は、アングルに注目した。
あの位置、あの向きにAIHARAボトルがあるのなら。
「明明来来」のときのカメラのアングルは?
そのときの背景は、このバーの背景と一致しているか?
もし違うとしたら、そのときはAIHARAボトルの位置がバーのシーンのあとに変えられている、ということになる。
僕は、沈さん、稚広ちゃんが活躍するのを見て楽しむ一方で、AIHARAボトルの後ろに来るべき背景にも当然気をつけた。

背景に来るべき場所は3段の棚になっていて、いちばん上に下向きにされたグラスがたくさん、その下2段はお酒が置いてあるようだった。
ただ、どんなお酒がどう置いてあるかまではちょっと記憶しきれなかった。


「明明来来」のコーナーになったときに、僕は記憶の中のバーの後ろのグラス、お酒の配置とその映像のイメージが一致を確かめてみた。

上段にあるグラスの感じはイメージどおりだったが、お酒の配置までは覚えられなかったのでよく分からなかった。それぞれのお酒がどのぐらいの量残っているのかも、まだ掴みきれていない。
ただ、全体にバーのシーンで感じたよりも、アイテムの配置が縦に詰まっているな、という気はした。

バーのシーンと「明明来来」には、これから毎週俄然注目だ。

01/06/26


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