胃の痛くなるネゴシエーション

胃の痛くなるネゴシエーション


無理にリクエストして、「英語ビジネス・ワールド」のテキスト6月号を買ってきてもらった。
というわけで、今回は予習をしてから番組に望むことができた。

今月のテーマは"Making Complaint"苦情を伝える、
今回のテーマは、"Initiating a Complaint"苦情を申し出る

読んでみると、テキストは非常に詳しく、親切に書かれていた。
スキットに関しては、いまさら書きたいと思うようなことがない。
おもしろい。

「苦情を言うだけでなく、事態が改善されないといけませんね。」
みたいな前田さんのコメントがグッドだった。

「代案が受け入れられないものでも感情的になってはいけません。」
という田中先生のコメントもグッドだった。

当然のことしか言わないのだが、説得力がある。


ただ、スキット自体には、ちょっと不満が残った。
特に、Fujiwaraさん。Shimadaさんはまあまあだったが、Gilbertさんもなんだかいまいちだった。
なんか、のんべんだらりとしている。前回までのような緊張感がない。
シチュエーションの違いかな?という気もしたが、役者の違いのような気もした。

Bakerさんは前回一回しかでてこなかったので採点ナシだが、その前までのAkiyamaさん、Yamamotoさん、Sawyerさんの演技ぶりはすごかった。
交渉はとにかく難航し、暗い表情で必死になって打開の道を探る。激しい重圧のかかる厳しいネゴシエーションで成果を出さねばならない、という雰囲気ピリピリで、見ているこっちまで胃の痛くなりそうなものだったのだ。

今回は、なんだか子どもの遊びみたいなスキットだった。
こっちがもう予習済で精神的に余裕がある状態で見ていたからなのかもしれない、とも思ったが、全体を流して最後にスキットの復習映像が出ているときに、やっぱり役者の違いかもと思った。舞台背景にも恵まれてなかったからかな?
今日のスキットを見ていて、僕はなんだかAkiyamaさん、Yamamotoさん、Sawyerさんが懐かしくなった。

まあでも、とりあえず来週以降に期待しておく。


トレーシー・ロバーツ婦人のコーナーは、先週に続きコーポレート・コンセルジュの話で、今日は創業社長のインタビューだった。

トレーシー婦人の
「顧客企業は社員の生産性が上がっていると喜んでいますか?」
という質問の切り口は当然だったが、
「当然です。」
と答えた一方で、
「もっと重要なことに時間を割けるということは顧客企業にとっても大事ですが、その個人にとっても大事なことです。」
と、それに対して社長が別の角度からの答え方をしていたのもおもしろかった。

田中先生の
「米国企業では優秀な社員を確保することが悩み。福利厚生の質を高めたい、という企業の需要とマッチしたために成長していった、ということでしょうか。」
というコメントもおもしろかった。

いつもどおり、あっという間の20分だった。
毎朝こんなに楽しくていいのか。

01/06/06


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