silver tongue
そのまま解釈 : 銀色の舌 慣用句としての意味 : 雄弁・説得力 採集場所 : NHKビジネス英会話2002年6月号 慣用句度 : ★★★★ とりあわせ : ★★★ 意外性 : ★★★★ なかなかの慣用句。「銀の舌」 ---> 「雄弁」。名詞です。
いつの時代からなんの因果でそんな言い方をするのかと思ったら、"silver-tongued"という語彙がプログレッシブ英和辞典、アメリカン・ヘリテジ英英辞典に載っていました。
Having or exhibiting the power of fluent and persuasive speech; eloquent.
[American-Heritage]
実に簡潔。こういう解説を読んだときが、英英辞典を使ってよかったと思うときです。
"Having or exhibiting the power of"とは、まさに銀という金属が持っていそうな属性です。うーん、なるほど。「銀色の舌」をいきなり想像してしまうと、こういうのはニュアンスが思い浮かばない。
こういうニュアンスで「銀」というと、パタリロのごく初期の話に「銀狐」という敵がでてきたことを思い出します。
あと、おととし「銀の蝶」というスペイン映画がやってましたね。けっきょく僕は見損ないました。
Sanaeさんの2001年放送のディクテーションです。
speak with a silver tongue
When you "speak with a silver tongue," you speak with great skill. It's usually very pleasant for the listeners. And you're also very persuasive.
And when you speak with a “forked tongue” you are duplicitous in your meaning.
Sentence example: The Taleban ambassador to Pakistan spoke with a “forked tongue” in nightly press conferences that amounted to propaganda.
http://home.att.ne.jp/zeta/sanae/
聞く人にとっても心地よい、というところがミソのようですね。
関係ないけど、小学館「故事ことわざの辞典」で、「舌」ではじまる語彙を調べてみました。
むかしから、寡黙は得、饒舌は損としたものです。僕も何度命を落としたことか。
舌は禍の門 → ロクなことがないから気をつけろ 舌三寸に胸三寸 → ちょっとした考えでモノを言ってしまうと、大事になってしまうから気をつけろ 舌三寸の誤りより身を果たす → 無駄なおしゃべりがもとで命を失うこともある
これまたぜんぜん関係ないですが、ちなみにgabby というと、「おしゃべり」という意味です。
NHKビジネス英会話2001年、Lesson 19 Mobile Phone Crusade
I didn't know what had happened until I got home and turned on the news. A teen was (gabbing) (with) his girlfriend. He had his cell phone in one hand and a milk shake in the other, with his elbows resting on the steering wheel. His car hit a slick spot, ...
Gabby Mann ---> おしゃべり人間。
管理人にメールする
「世界の慣用句」トップへ
こねこねのさいとトップへ