lay on the butter

lay on the butter

そのまま解釈 そのバターの上に横たえる
慣用句としての意味 おべっかを使う
採集場所 ボキャブラリーML
慣用句度 ★★★
とりあわせ ★★
意外性 ★★★

小学館プログレッシブ英和辞典によれば、lay on the butter は、 spread the butter という使い方をしても可とのことです。

バターの上に横たえる ---> おべっかを使う。

わりとイメージ湧きますね。いろいろうまいこと言って相手を喜ばせて、ドロドロにしちゃう感じでしょうか。
それとも、相手をドロドロのバターの上に乗っけて、しずめちゃう。
ということは、ここはバターは常温の状態なんでしょうね。冷蔵庫から出したばかりのバターに載せて「おべっか」と言っても、やっぱりピンとこない。上に載せても、どろどろと脂の中に沈みこんでいくようでなければならない。
そしてまた、ここではバターが来るところです。マーガリンじゃだめ。動物性に限る。リノール酸、リノレン酸とか関係ないです。不飽和脂肪酸について十分に検討させる余裕すら相手にもたせず、そのまま沈めてしまうところです。

MLの投稿に、同時に butter up という語彙が紹介されてました。「へつらう」という意味だそうです。
これもまた、なんだか口の中で脂が溶けていくような感じですね。なるほど納得。

バターといえば。
スペイン語で人に対して「mantequilla(マンテキージャ、バターの意味)」というと、「軟弱者」とかいう意味になります。すぐ怪我するサッカー選手なんかに使っているのをみかけました。「あいつはmantequillaだ。」とかそんな感じで。
なんだか、ぐにゃぐにゃして軟弱そうなイメージが湧けば成功なんでしょうね。これもまた、冷蔵庫から出したばかりのバターとは違いそうです。

というわけで。
バターはぐにゃぐにゃしているときが本質、ということになりそうです。


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