TOEIC総合参考書・問題集

はじめてのチャレンジTOEICTOEIC Test大特訓プログラム ベレ出版
英検1級1次TOEIC、TOEFL予備校業界の超有名人である長本吉斉氏によるTOEIC本。
TOEICって、何?という人にお勧めの1冊。パート1〜7までのすべてについて、よく絞られた良質の問題と丁寧な解説が入っており、これをやれば何についてどういう学習方法でやればよいのかなんとなく見えてくるようになる。
問題数も少なく、入口としてはちょうどよいだろう。
英検1級2次
TOEIC 900点☆☆☆
TOEIC 800点☆☆☆☆
TOEIC 700点☆☆☆☆☆
TOEFL 245点☆☆

CD BOOK TOEIC Test 730点突破大特訓CD book ベレ出版
英検1級1次長本吉斉著。TOEIC標準レベルの問題400問が、TOEIC本番スタイル2回分として収録されている。
どの問題もよく練られていて、解説も丁寧&面白い。
本番形式で1度2時間でかけてやり、その後何度も復習すると良いと思う。
英検1級2次
TOEIC 900点☆☆☆
TOEIC 800点☆☆☆☆☆
TOEIC 700点☆☆☆☆
TOEFL 245点☆☆

CD BOOK TOEIC Test 860点突破大特訓CD book ベレ出版
英検1級1次長本吉斉著。上の「730点」との姉妹編。これまたマチガイなくお勧め。
「730点」よりも問題のレベルが高いと言えば高い。2冊あわせて800問分。これに「鉄則大攻略」「急所総攻撃」の2冊の文法本を合わせて押さえれば、TOEIC900点はすぐそこでしょう。
リスニングCDは何度もやり直すべきです。
英検1級2次
TOEIC 900点☆☆☆☆☆
TOEIC 800点☆☆☆☆
TOEIC 700点☆☆☆
TOEFL 245点☆☆

TOEIC Test「正解」が見える 講談社インターナショナル
英検1級1次「韓国でバカ売れしている」というフレコミで、鳴り物入りで上陸してきたTOEIC対策本。
この本、勢いは立派。ただし、良いところと悪いところがあります。どう☆印をつけていくか、けっこう悩むところです。
結論から言うと、「有用は有用だが、使い方を分かってないとかえってヤバい」です。

まず悪いところから。
リスニング対策の部分では、例えばパート1については、「抽象的な内容は正解にならない。」「正解の80%は現在進行形である。」などと思い切ったことがもっともらしい調子でたくさん書かれている。が、しかし、「抽象的な選択肢は正解にならない。」というのも必ずしも正しいとはいえないし(例:公式問題集Vol.2 P142 の8番 Jackets are't required for dinner. P146 They are ready to start the game. P147 They seem to be in good mood.)、「80%」ということは20問あったら4問は当てはまらないということだ(例:同 P144 の11番では、進行形が不正解、現在形が正解)。こんな本の言うことをいちいち鵜呑みにしていたら、出来るはずのものも間違えてしまう。たくさん覚えるのに負担がかかった上にアテにならないような内容ではちょっと困る。
ちょっと伸び悩んでいる人を一時的に800点ぐらい取らせてびっくりさせるにはよいかもしれないが、長期的には、結局すぐまた伸び悩むようになってオシマイである。
文法セクションに書かれていることも、文法的なバックグラウンドに言及することなく、小手先知識を重箱に詰めたような形で紹介されているだけ。かったるくて、いちいち全部普通覚えてられないだろう。
長本吉斉の「急所総攻撃」「鉄則大攻略」の2冊をやったほうが、早いし、力もつくし、確実で安上がり。

ただし、第三章のTOEICに頻出する単語、熟語を使った例文集と、それの対応音声CDは非常によく作りこまれている。
また、パート2、パート3対策のCD部分も、よく出来ていると思う。
実力がある割にはスコアが伸びない、という人にとっては、この部分は有用ではないだろうか。
著者のあくなき研究精神から得られたと思われる冷静な分析に基づいた独自の知見と思われるものも多く、視点を変えたアプローチのきっかけにもなるだろう。
ただし、それはそれで、出版直前の情報であり、しかも、韓国で実施されているTOEICの内容、傾向についての知見にしか過ぎない、ということにも今度は留意する必要がある。日本と韓国でまったく同じ出題傾向になっているという保証は何もない。むしろ、統括地域、統括者によって微妙な違いがあるはずだと考えるべきだろう。
英検1級2次
TOEIC 900点☆☆☆
TOEIC 800点☆☆
TOEIC 700点☆☆
TOEFL 245点

実戦模試 TOEIC Test「正解」が見える 講談社インターナショナル
英検1級1次上で紹介した「TOEIC Test 正解が見える」の続編。本番を意識した模擬試験が3回分入っている。
この本、よく出来ています。3回の模試すべてにおいて、リスニングセクションパート1〜パート4の品質は間違いないです。リーディングセクションについても、パート5、パート4はすばらしい。パート7に関してだけは、1回目、2回目だけは難易度が異常に高く問題アリと感じますが、3回目はリーゾナブルな難易度、出題傾向です。
模試系の問題集としては、長本吉斉「730点」「860点」と甲乙つけがたいです。1回目、2回目のパート7の質についてだけ目を瞑れば4つ〜5つ☆です。
解説が簡潔に過ぎるところがあるので(不正解の選択肢に対するコメントがほとんどされておらず、パート5、パート6で答えあわせをしても解決にならないことがある)、もともとある程度の力がないとちょっとキツいところがあるかもしれません。そういう意味で、これから700点を目指そうという人向けとしては、☆ひとつ減。それから、韓国語からの和訳の際の誤訳と思われるものもちょこちょこあり、多少気になります。
英検1級2次
TOEIC 900点☆☆☆☆
TOEIC 800点☆☆☆☆
TOEIC 700点☆☆☆
TOEFL 245点

TOEIC公式ガイド&問題集―日本語版 国際ビジネスコミュニケーション協会TOEIC運営委員会
英検1級1次TOEIC主宰団体編集の公式問題集。
過去問が収録されており、それが唯一の価値。あとは無価値。
他にやることがなかったらやってみてもよいだろうが、値段も考えると、せいぜいユーズド品でも入手できれば十分ではないだろうか。
英検1級2次
TOEIC 900点☆☆
TOEIC 800点☆☆☆
TOEIC 700点☆☆☆
TOEFL 245点☆☆

TOEIC公式ガイド&問題集〈Vol.2〉 国際ビジネスコミュニケーション協会TOEIC運営委員会
英検1級1次TOEIC主宰団体編集の公式問題集その2。
内容については特にコメントなし。上の公式ガイド&問題集と同じようなものである。
長本吉斉の問題集をやっていれば、ぜんぜん不要。
英検1級2次
TOEIC 900点☆☆
TOEIC 800点☆☆☆
TOEIC 700点☆☆☆
TOEFL 245点☆☆

TOEICテスト730点突破のルール 旺文社
英検1級1次巻末のTOEIC模試1回分の内容が非常によく出来ているので、あえて紹介。それだけのためにお金を(\2,100-)払う価値がある、と考えられる人は買ってください。とはいえ、コストパフォーマンス的には、公式問題集Vol1、Vol2のほうがよいです。
それ以外の部分は何の変哲もない、世に数多の、ツッコミの甘い、何が言いたいのかまるで分からないTOEIC本の類です。長本文法本二冊をやっている人にとっては、いまさら役に立つようなことは載っていないです。読みにくいです。
英検1級2次
TOEIC 900点☆☆☆
TOEIC 800点☆☆☆
TOEIC 700点☆☆☆
TOEFL 245点

TOEICテスト900点獲得のルール 旺文社
英検1級1次上に紹介した「730点突破のルール」の姉妹編。
これも、内容的に特に見るべきところはありません。ただし、巻末の模試が良く出来ているので紹介します。
...とはいえ、それは、今度はリーディングセクションに限って、だけの話。リスニングセクションは、パート3の実際の試験にはあり得ないような内容、長さの選択肢の問題が続く部分などを見ても分かるとおり(この辺が、前書きにある「900点を目指す人向けのレベルの問題」のつもりなのだろうが、はっきり言って違うと思う)、貴重な時間を使ってやる価値があるか分かりません。セクション1、2、4も同様です。
というわけで、この本については、リーディングセクションの練習1回分だけのためにお金を(\2,100-)払う価値がある、と考えられる人向けです。一問あたり、なんと、21円!
でも、そんな人いるのかな。他の本で目ぼしいところはもうやりつくしてしまった、という変わった人くらいですか(笑)
とはいえ、まだ本番を受けるよりは安上がりか。

それから、細かいことなのだが(でもないと思うのだが)。
「730点」と「900点」の二冊、それぞれの前書きには「730点を目指す人にちょうどよいレベルの問題を集め」「900点を目指す人にちょうどよいレベルの問題を集め」といった内容の、しっかり韻が踏まれた模試の紹介が書かれているのだが、よく見てみれば、それぞれの模試での巻末で二色刷りになっている正解数と予想スコアの分布表がまったく同じ。
「違うレベルの問題を用意しているのに、なんで同じ正解数の場合の予想スコアがすべて同じになるのだ?!」と、自然に疑問に思った。だって、ありえないじゃん、そんなこと。

率直なところ、「なおざりな作りこみだ」と思った。
英検1級2次
TOEIC 900点☆☆
TOEIC 800点☆☆
TOEIC 700点☆☆
TOEFL 245点

TOEIC Friends TOEIC 主宰団体
英検1級1次TOEICの主宰団体が出している雑誌。本番形式の模試がTOEIC1回分収録されている。
パート5,6しか見たことがないのだが、本番よりだいぶレベルが高い。TOEIC900点レベルでも落とすような問題がゴロゴロ。某有名塾講師氏にお会いしてコメントをお伺いしたとき、その人も同様のことを言っていた。おそらく他のセクションもそうなのだろう。
ということは、あまり意味が無い。本番形式ではあるが、本番とは無関係に難易度が高い問題ばかり。TOEIC900点クラスでも落とすような問題ばかりの問題集が700点、800点、900点を目指す人にとって意味のある問題であるはずがない。
どうせなら、主宰団体の強みとして、本番レベルの問題を用意して欲しいものだ。
あと、 "TOEIC Friends" という名称もねぇ。
英検1級2次
TOEIC 900点☆☆
TOEIC 800点☆☆
TOEIC 700点
TOEFL 245点

TOEIC TEST これ1冊で860点 植田一三 明日香出版社
英検1級1次☆☆☆TOEIC900点を取った人が飽き足らずに手をつける本。内容が高度すぎ、これから900点という人には勧められない。ちゃんとした基礎がついていないうちにやっても、ハマって終わるだけ。
語彙はTOEICというより英検向き。TOEFLも、...。まあ、ビジネスより日常に近いので使えるか。
(注:リスニングCDはやったことがないので評価外)
英検1級2次☆☆☆
TOEIC 900点☆☆
TOEIC 800点
TOEIC 700点
TOEFL 245点☆☆☆

TOEIC Test 900点突破 対策と問題 ベレ出版
英検1級1次石井辰哉氏著作のTOEIC問題集。
TOEICとはタイトルにあるが、難易度はいたずらにTOEICより高く、CDにも最後の選択肢の手前でブレークを入れるなどの様々な工夫が例によってなされているが、役にたたない。パート3など、ありえないほど長い会話が異常なほどの早口でなされていたりして笑ってしまう。文法問題もいたずらにややこしくしているだけ。唯一まあまともなのはパート7だけか。
こういう冗談もあるのか、と笑っておきたい1冊。典型的な「役にたたない900点本」です。
TOEICで900点取るのに特別な力は入りません。普通のことを手際よくできるかどうかです。
英検1級2次
TOEIC 900点☆☆
TOEIC 800点
TOEIC 700点
TOEFL 245点


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