キリンチャレンジ 日本-ナイジェリア

キリンチャレンジ 日本-ナイジェリア


後半36分
日本、センターサークル付近から中村が又抜きのスルーパス。左前にいた柳沢が抜けてきて、エリアの外に出ていたナイジェリア側ゴールキーパーと1対1。
柳沢が左にかわそうとすると、ゴールキーパーは体を左に倒し、手でボールを止めた。
こんなモン、当然レッドカードじゃ!

この場合、適用される競技規則は、第12条(反則と不正行為)の退場となる違反。
競技者が、次の7項目の違反を犯した場合、退場を命じレッドカードを示す
4.競技者が意図的に手でボールを扱って、相手チームの得点、あるいは決定的な得点の機会を阻止する(自分のペナルティーエリア内にいるゴールキーパーが行ったものについては適用されない)


「決定的な得点の機会を阻止する」とあることに注意(原典である英語版では、"denies an opponent a goal or an obvious goal-scoring opportunity by deliberately handling the ball")。
手を使って阻止しようとしても、実際に阻止しないことには、この反則で退場になることはない。
退場になるには、「ボールを手で扱うことで」、「ゴールまたは明らかなゴール機会を与えないこと」の2つが要件になる。

最近の例が思い当たらなくて恐縮だが、EURO96の前、95年にイングランドで行われたインターナショナルチャレンジという大会、緒戦のイングランド戦で、柱谷哲二が試合終了直前、飛んできたシュートを手で止めてそのまま退場となったシーンがあった。
ハンドの反則なので、再開の方法は、違反のあった地点での直接フリーキックとなる。このインターナショナルチャレンジでのケースの場合、違反が行われたのがペナルティーエリア内だったので、相手チームのPKで再開となった。

ちなみに、実際手で阻止し、結局ゴールとなった場合は、どうなるか。
結論から言うと、"deny(無しにしてしまう)"できなかったので、退場にはならない。
その代わり、警告される。やはり、第12条(反則と不正行為)
警告となる違反:
競技者が次の7項目の違反を犯した場合、警告を与えイエローカードを示す:
1.反スポーツ的行為を犯す

が適用される。
たとえば、上のインターナショナルチャレンジの例であれば、「柱谷が意図的に手を使ってボールを止めにいき、実際に手で触ったが結局そのままゴールした」ということであれば、得点は認められ、柱谷は反スポーツ的行為で警告される。
このようなケースについては、今も出ているかはちょっと分からないが、協会が出していた冊子Q&Aの数年前の版にもそのまま記載されている。

Rはこのとき、センターサークルすぐ側の位置、少なくともプレイのあった地点から25ydは離れて立っていた。
こぼれたボールはナイジェリア側フィールド競技者の手に渡り、何事も無かったかのようにプレイ続行。日本側競技者が抗議に入るが聞き入れられなかった。

ひょっとすると、Rはこのプレイでボールがゴールキーパーの手に当たらなかったと見たのかもしれない。
しかし、だったとしても、近くで見ていないと信用されないだろう。このシーン、ナイジェリアGKは明らかに手を使ってボールを止めようとしており、こういうシーンで信用されるような態度が取れない(場所が遠いことを含めて)ようでは問題である。

解説の金田氏が、放送中に、「ペナルティーエリアの外でああいうセービングをしようとすること自体がもうレッドカードだ」という主旨の発言をしていたが、残念ながら、これは間違いである。
退場となる違反にはどのようなものがあるかについては、競技規則に明文化されている。
退場となる違反
競技者が次の7項目の違反を犯した場合、警告を与えイエローカードを示す:
1.著しく不正なプレーを犯す
2.乱暴な行為を犯す
3.相手競技者あるいはその他の者に唾を吐きかける
4.競技者が意図的に手でボールを扱って、相手チームの得点、あるいは決定的な得点の機会を阻止する(自分のペナルティーエリア内にいるゴールキーパーが行ったものについては適用されない)
5.フリーキックあるいはペナルティーキックとなる違反で、ゴールに向かっている相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する。
6.攻撃的な、侮辱的な、あるいは下品な発言や身振りをする
7.同じ試合の中で2つ目の警告を受ける

逆に言えば、「退場となる違反」をしないかぎり、退場させられることはない。
金田氏の言いたいことにまあ関係ありそうなのは、1番、4番。すでに上で述べたとおり、4番は「しようとすること」ではないので、1番について。
原典を当たってみよう。ちなみに、サッカー競技規則は、英語で "Laws of the Game" と言う。
Sending-Off Offences
A player is sent off and shown the red card if he commits any of the following seven offences: 
1. is guilty of serious foul play

ということで、実際に何か起こらなければならない。"attempt"というぐらいでは、退場にはできない。

金田氏は、ならではと感じさせられるようなコメントも多く魅力的な解説者なのだが、たまにこういう発言がある。そこが残念。


R; キムテヨンさん(KOR)
ナイジェリア側競技者が集中を切らし始めた後半真中すぎから運動量も落ち、一緒になって集中も切らし、判定もなおざりになっていた。
特に、ゴールキーパーがペナルティエリア外でボールを手で触る反則をしたのに気がつかなかったなど、重大なミスもあった
後半途中まではそこそこよくやっていただけに、残念であった
オフサイドの違反に対する処置が適切でないと感じられる場合がいくらかあった。
また、ゴール前のシーン、中央にボールが蹴りこまれると分かっているシーンでゴールから正面に近い位置に残ってしまい、2次攻撃、3次攻撃になったときに競技者の邪魔になるシーンもいくつかあったことも気になった。ボールが左右にあるときに中央の位置取りをしてもよいが、競技者の中央に飲まれないように気をつけて欲しかった。
それから、アドバンテージを採用しているときには、その旨ゼスチャーで伝えるようにして欲しかった。
ゴール前のセットプレイでの位置取りも、不必要にゴールに近かったと感じる。後述するが、それも後半に彼の運動量が落ちてしまったことの要因のひとつだと思う。

A1; キムテスさん(KOR)
全試合を通して、職務を忠実にこなし、Rをよくサポートしていた。
大変好感の持てる副審であった。ラインキープもよくキープされており、動作もはっきりしていた。基本とされることを正確にきっちりとこなしていた。エクセレント

A2; キムデヨンさん(KOR)
A2ほどは登場してこなかったが、こちらもRをよくサポートしており、基本に忠実で、全体に好印象であった。ベリーグッド

今回のR、A1、A2は、おそらく、よく一緒にやっているのだろう。


4th; 岡田さん(JPN)
特別重要な場面はなかった。採点ナシ。


試合開始前:
両国の国家が演奏されたあと、日本代表の選手が、ナイジェリア代表の選手にひとりづつ握手をしにいった。
ホームの側が握手をしにいくというのは、ちょっと珍しいように感じたのだが。どうだろうか?
FIFAランキングを見ても、日本24位、ナイジェリア29位。
大騒ぎするようなことでもないだろうが、ちょっとびっくりした。

前半0分:
日本の攻撃。中央やや左から縦に入ったボールはいったん左へ。そこから中央の高原に入る。高原はそれをゴール前でボールをトラップし、そのまま左足でシュート。得点。
Rはこの前の混戦あたりから、ずっと、ペナルティーエリア手前10ydぐらいの位置にいる。得点シーンでは、ボールを前に出した日本のリズムにあわせていくぶんジョグ気味に歩き、シュートした高原のいたペナルティーエリアちょい手前からはおそらく10ydぐらいの位置。
ボールが落ち着かないうちにファーストシュートで点が入ってしまい、Rはやや取り残された感があった
試合開始直後にボールが落ち着かないと、Rも落ち着きにくい。
高原はすぐ上着を脱いでフィールドの外に走り出し、喜びを表現した
この行為は、少なくとも2年前までのFIFA主催試合では許されていたが、当時も今も、日本サッカー協会やその下部組織の主催する公式試合では許されていない。最新の海外事情はちょっと追いきれてないが、ちなみに、UEFAやその下部組織でも許されていた。日本だけのローカルルールである。
http://www.jfa.or.jp/laws/law12_q.html の10番を参照して欲しい。
「日本代表がナイジェリア戦でやっていたから」「スペインリーグの誰それがやっていたから」といって、日本での公式戦ではやらないようにしよう。
このシーン、A1は、高原にボールが入ったタイミングでもうひとり左側に日本の競技者がいたことなどもあり、微妙なシーンだったため、「オフサイドの違反はなかった」とRに強調するため、右手を斜め前に出しながら走るシークレットサインを使用している。
最後までそのシーンは見れなかったが、得点のあと、A1はそのままゴールライン付近まで走っていっている。
「得点の合図はゴールライン上」が基本。どんなに手前でも5.5yd(ゴールラインの距離ぐらい)だ。

2分:
ナイジェリアGKが負傷、うずくまる。
Rは負傷者の治療のためにナイジェリア側メディコがフィールドに入ることを許可する。
(第5条)主審
主審は:
・認められていない者がフィールドに入らないようにする

「競技者が負傷した」とわらわらと人が入ってくることは、主審は許可してはならない。
ここで入ってきたメディコの数は2名。何名までを許可するかは、事前の打ち合わせ事項の範囲。特に、A1、4thが関係ある。

3分:

日本代表、オフサイドの違反。
A1は左手でまず旗を揚げ、オフサイドの合図。そのあと、旗を右手に持ち替えて、違反のあった場所を指した。
何度かA1が旗を揚げるシーンがこの後見られるが、すべてのオフサイドの違反では位置を示すときは右手であった。何故だろうか?
オフサイドの違反の後、A1は動くとしたらセンターサークル方向であることを考えると、そのとき旗は右手で持っていることが好ましい。
守備側競技者がボールを置いた後、少しでも早く適切な位置取りにいけるようにするための工夫かもしれない。

3分:
日本ゴール前で高くボールが弾む。ナイジェリア側競技者と日本GK曽ヶ端が競り合う。
曽ヶ端がボールをキープし損ねてボールがゴール前にこぼれ、ちょっとあわてたシーン。
ここでは、最初に競り合ったところで、日本GKに対するファウルを犯したとして、Rが笛で試合を吹いている。競技者はプレイを続けたが、ゴールラインをボールが割ったところでRが両チーム競技者の間に入っていき、両手を水平に広げる動作をした。
最初に違反のあった段階ではっきり笛を吹いてプレイを止めるべきであった

4分:
日本、遠藤が左からシュート。大きく上に外れる。
A1は、このシュートによくついていき、ダッシュでゴールライン上へ
ぜんぜん枠から外れていると分かっていても、きっちりこうして走っているところがすばらしい。

5分:
中盤右でボールをキープしていた中村が倒される。
Rは横10ydぐらいの位置にいたが、大きく長く笛。プレイを止めてから、左手をナイジェリアゴール方向に差し、再開を合図した。
意図の分かりやすい動作だった。

5分:
ナイジェリア、左でボールをキープ。後ろから捕まれつつもがんばっていたが、ボールを奪われスローインになる。
と思いきや、RがナイジェリアボールのFKの合図。
このシーンRはプレイの側7ydぐらいの位置で見ていた。ナイジェリアのアドバンテージを見ていたのだと思う。
ただ、アドバンテージを取っていたのなら、それはそれでそういう主旨のジェスチャ−が欲しかった

6分:
ナイジェリアのFK。
左からのFKだったが、Rは思い切って、日本ゴールエリア、攻撃側から見て左側の角あたりの位置でポジショニングしている。A2はそれより高い位置にあったと同じ高さ。
珍しい位置取り。ラインより前にはあまり行くものではない。僕には、あの位置を取ろうという気は起きない。ラインで跳ね返ったボールを守備側が奪いそのままカウンターというような展開になった場合、遅れてしまうのが怖い。実際、この試合では後でRが続くプレイに遅れるシーンがいくらか見られる。
そこまで深く入らないでもよいと思う。

6分:
ナイジェリアのFKの後。ボールは日本が持ち、左サイドへ。中田を経由して縦に出たボールは高原が受けるが、そこで反則を受ける。
上では「遅れると怖い」と書いたが、結局、このシーン、Rは遅れることなく大きく走り、この反則のシーンでも、プレイの側で見ていた。
上手くいってる分には、もちろん問題ない。
こういうのの積み重ねで必要以上に走ってしまい、後半息切れしてしまった、という気はするが)

7分:
柳沢、ボールを受けてセンターサークル付近でドリブル開始。ナイジェリア競技者に引っ掛けられる。
完全に遅れていたし、反スポーツ的行為で警告してもよいだろうと思った

8分:
ナイジェリア陣に入ったボールが折り返される。
このシーン、A1が旗を持ち代えるのが見られる。基本はいつも、半身のときは、フィールド側に旗

10分:
日本側の競技者がセンターライン付近バックスタンド側でプッシングの反則。
ちょっと厳しいと感じた。

11分:
ボールがバックスタンド側タッチラインを越える。
A2からRに合図。まず、A2が旗でどっちのスローインでプレイ再開か合図。それにあわせてRが手でプレイ再開を合図。

11分:
フリーキックの違反がある。
このシーン、逆に、Rが手でプレイを再開する側を合図すると、それにあわせてA2が旗で合図。
タイミングというか、リズムというかが、直前のものとまったく同じ。普段からよくやっている息のあった組み合わせなのだろう。

12分:
日本側ペナルティーエリアに右からドリブルで侵入してきたナイジェリア側競技者が、エリア内で山田に倒されたかのような様子で倒れる。どちらにもお咎めなし。
ナイジェリア側競技者にシミュレーションがあったようにも見えたが、なんとも言えない。再生ビデオを見た印象では、シミュレーションくさい。

12分:
エリアまで来たボールを曽ヶ端がキャッチ。
A2は、このシーン、きちんとボールについていっている。GKがボールをキープした時点で、戻っていった。

15分:
ナイジェリア、左からの攻撃。日本の競技者を一発でかわし、キレのあるドリブルで大きくゴールライン付近まで迫り、エリアへ。CKになる。
このシーン、Rは最初の左タッチライン方向にボールが出た段階ではボールの出どころのあたりにいたが、一気にペナルティーエリア方向に走り出す。
プレイが切れる段階では、エリアの中、プレイのすぐ側の位置にいた
こういうシーンがよく見られ、前半のRは全体によかった。

16分:
直後のコーナーキック。ナイジェリア側競技者がフリーで打ったヘディングシュートは、左に外れる。
CKのときのRの位置は、左側、ペナルティーマークより左10ydぐらい。好みだろうが、これも、ちょっとゴチャゴチャするとすぐ多くの競技者が集中してきそうな位置で、あまり僕の好きな位置ではない。

17分:
ここでも、A1がボールによくついていっているシーンが見られる。

18分:
A2、オフサイドの合図をする。
Rはそれに気がついたのか気がつかなかったのか。しばらくプレイを進めさせる。A2はしばらく旗を揚げたまま頑張っていたが、全体に日本がボールをキープしており、結局次の展開につながったところでRはA2に旗を降ろすよう合図。結局そのままプレイ続行となった。
第5条(主審)
主審は:
・違反をされたチームがアドバンテージによって利益を受けそうなときは、プレーを続けさせる。しかし、予期したアドバンテージがそのときに実現しなかった場合は、そのもととなった違反を罰する。

ということで、アドバンテージを採用しようとしたのかもしれないが、だったらだったで、微妙なシーンだったのだし、その旨動作で示して欲しい。
普通、あの状態では、プレイを止めたほうが、違反を受けた側(つまり、オフサイドの違反をされた側)にとって利益だろう。Rは気がつかなかったのではないかという気がした。たとえそうでなかったとしても、そう思われるのは試合のコントロール上不利益だ。
後にもこういうシーンがよくあった。

20分:
ナイジェリア、右からのクロス。曽ヶ端キャッチするも、飛び込んできたナイジェリア競技者と交錯。
悪質なものではないし、警告には値しない。

21分:
中田が左ゴールライン付近から突破を図る。
Rは近くまで行き、よく見ていた。

22分:
ナイジェリアディフェンスラインに入ったボールは必死にクリアされる。センターサークル付近でそのボールを空中で両チーム競技者が競り合う。ナイジェリア側競技者が倒れ、Rが笛でプレイを止める。
Rはナイジェリア側競技者を外に出し、治療させたが、プレイ再開までに戻ってきた。ボールはおそらくドロップボールで再開になっている。日本側GKのところまで、ゴロのボールが帰ってきた。
第8条(プレーの開始及び再開)
ドロップボール:
ドロップボールは、ボールがインプレーのときに、競技規則に規定されていない理由によって必要が生じた一時的停止の後に試合を再開する方法である。

競技者の負傷の治療のための試合停止については競技規則に規定されていないため、ドロップボールでの再開となる
手続き:
プレーを停止したときボールのあった地点で主審はボールをドロップする。
ボールがグラウンドに触れたとき、プレーを再開する。

ドロップボールでの再開では、両チームの競技者が雁首をそろえる必要はない
このシーン、ナイジェリア側競技者が治療を終え、フィールドへの復帰を希望しているところで、4thが横に立っている。
第12条(反則と不正行為)
警告となる違反:
6.主審の承認を得ずにフィールドに入る、または復帰する

いつも書いているが、「治った」と勝手にフィールドに入ると警告される。必ず、主審の許可を受けなければならない

25分:
センターサークル付近で中村が倒される。
Rはプレイの側にいた。グッド。

26分:
A1の動き。左右を向くたびに旗を持ち替えているところに注目したい。
最後は横走りしている。このとき、旗は左手。後ろ走り等、いろんな動作を混ぜると、疲れにくい。

26分:
ナイジェリア側競技者、日本側エンド、バックスタンドのあたりでスローインをするも、小さく、あわてて自分でトラップしにいく。そこでRが笛。
第15条(スローイン)
ボールが他の競技者に触れるまで、スローアーはボールを再びプレーしてはならない。
違反と罰則
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、スローアーがボールに再び触れた場合(手による場合を除く)
・違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える

スローインした競技者は、次に誰かがボールに触るまでそのボールに再び触れられない
テレビでは確認できなかったが、おそらく間接フリーキックで再開したことだろう。

34分ぐらい:
ここでも、A1はオフサイドの合図を左手でした後、右手で場所を指示。

36分:
中田がエリア内で倒される。
後ろからボールを奪いに行ったナイジェリア側競技者が足をかけている。ボールにいってないし、PKでは?という気がする。

36分:
日本にオフサイドの違反。
A1が旗を揚げるが、Rは流した。柳沢が倒れてナイジェリアがボールをキープしたので、流れをそのままにしたほうがナイジェリアに有利になると見たのだろう。

37分:
センターサークル付近でナイジェリア側競技者が倒れる。
Rは笛でプレイを止めて対処。ドロップボールでの再開では、高原がボールを蹴った。ここでも、両チーム雁首を揃えてはいない。

39分:
日本得点。高原ヘディングシュート。
Rは直前まで、その内側手前のところをウォークしていた。左からのセンタリングのときは軽いジョグで、得点時は得点した競技者の後ろ7yd−10ydぐらい。そんなものか。

40分:
主審にボールがあたり、日本の攻撃が継続。
このシーン、主審のいた位置は競技者も多くボールも落ち着かないにもかかわらず、ボールのすぐそば。
ゴチャゴチャしていて競技者もRもどこにボールが行こうとしているのか分からないようなときは、あまり近くにいないほうがよかろう。
同じ近くで見るにしても、巻き込まれにくい場所を選ぶのも審判としての技能の差だろう

42分ぐらい:
A1のオフサイドの合図。これまでと同じ。

44分:
日本左からのCK。
Rの位置は、エリア角からゴール方向に数ydのところ。

44分:
ナイジェリアエンド、ホームスタンド側で中田がナイジェリア側競技者を掴む反則。
Rが笛でプレイを止め、A1がそれにあわせ、左手に持った旗を斜めに揚げてナイジェリアのボールでの再開を合図。
直後、4thのロスタイム2分の表示。

ロスタイム2分:
前半終了。
A1、前半終了と同時に大きく出たボールを拾いにいく。



後半開始:
Rの位置は、キックオフする側から見て左側。センターライン上。左手で守備側ゴール方向を指し、後半開始の合図。

後半キックオフ:
Rの位置は、センターサークル、センターライン左交点。笛を吹くとまず前に出た。

0分:
ナイジェリア側競技者の手にボールが当たる。
第12条(反則と不正行為)
次の4項目の違反を犯した場合も、直接フリーキックを相手チームに与える:
・ボールを意図的に手で扱う(自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが行ったものは除く)

「意図的に」とあることに注意。偶然当たっただけでは、ハンドの反則ではない。

3分:
ナイジェリア、左からのフリーキック。
このときも、Rの位置はエリア左、オフサイドラインよりゴール側

3分:
フリーキックはGKがキャッチングし、すぐ左へ。そのボールが柳沢に渡り、タッチライン上をドリブル。ナイジェリア側競技者に倒される。
このとき、Rはフィールド中央におり、少なくとも30yd以上離れていた。A1からも陰になるような形でナイジェリア側競技者が柳沢を腕で押し倒している。
直前のフリーキックでのRの位置取りが、こういう早いリスタートでのプレイに対する対処の遅れた要因
こうなってから考えると、やはりFKのときのRの位置取りが悪かった。
ビデオで見る限り、必ず警告すべきというような反則でもない。
だが、こういうシーンで遠くにいると、競技者に信用されなくなる。もっと微妙なプレイだったなら、なおさらだ。

5分:
日本、縦に長いパスを出すも、ボールはそのまま相手GKまで。
このシーン、A2がボールを追いかけているのが見られる。旗は左手。GKがボールを保持すると、体を反転させ、あわせて旗を右手に持ち替えている。

6分:
日本の攻撃。左からのクロスはオフサイド。ボールは直接GKに渡る。
このシーンも、クロスが上がった早い段階でA2は旗を揚げているが、Rは、GKがボールを保持してから笛を吹き、オフサイドの違反のあった地点での間接フリーキックでプレイを再開することを合図。
あそこまでしっかりGKがボールを保持しているのだし、日本側が競ってきたわけでもないし、流したなら流したで、いまさら笛で止めるのはかえってナイジェリア側に不利だろう。流すなら最後まで流す、オフサイドを宣言するなら早めに宣言すべきところだったと思う。

8分:
ナイジェリア側競技者が顔にボールを受け倒れこむ。
ボールは日本側競技者がキープしたが、タッチに蹴りだした。

9分:
日本左からの攻撃。サントスが中側にいた中村に出して前に走り、ワンツー。
このシーン、パスの直前の段階で、Rの位置はエリア手前10ydぐらい。サントスのパスでプレイが動き出したところでジョグをはじめ、サントスが突破を図る段階ではエリア手前数ydの位置にいた。これはグッド。

9分:
日本、右からCK。
ショートコーナーに対し、Rはいつものエリア内左側の地点からすぐに引き、全体を見れる位置へ。センタリングははじかれるが、Rはそれにあわせて小さくさらに引く。日本の再度の攻撃に対し、中央ボールの近くでプレイを見ていた。
これもグッド。早めに動いたことがよかった。
ただし、日本の攻撃はオフサイドで終了したが、ここでも笛は理由もなく遅かった。日本側競技者が触ろうとしたところで、あそこはすぐに笛だろう。

11分:
ナイジェリア、右からのフリーキック。
Rはキックの時点で、Rはペナルティーアークとエリアの左側の交点にいる。FKのボールは、日本側競技者がクリア。そのボールが中央に戻り、その位置を保持しつづけていたRがプレイの邪魔になるような形になった。
ここも、中よりの位置を取りすぎたために良くなかった例

12分:
ナイジェリア、右からのCK。
ショートコーナーになったが、サントスがボールを奪う。ナイジェリア側競技者が倒れたが、A1は右手を軽くセンターサークル方向に出し、「反則はなかった」とRにサイン

13分:
ナイジェリア、右からのCK。
日本側競技者がクリアすると同時に、ゴールライン上にいたA1はラインを離れ、オフサイドラインまで一気に上がる。

そのあと、ナイジェリアが右前にスルーパス。ナイジェリア側競技者が追いつきかけ、センタリングをするがその前にタッチを割った。
このシーンでも、A1はよくボールについていき、微妙な判定となるシーンで、ライン上に位置取りして自信を持って判定した。
マーベラス。すばらしかった。

この副審の、高い能力がよく発揮されたシーンだった。

14分:
日本GKから始まった攻撃は、左へ。前線の競技者がボールを持ったが、後ろから押される。それでもキープ。
Rは近くで見ていたが、何の合図もなし。アドバンテージだったとはっきり宣言するところだろう

直後、センターサークル付近でボールを受けた日本側競技者が後ろにボールを返す。ここでもナイジェリア側競技者に後ろからスライディングされているが、お咎め無し。
ここでも、笛でしっかりプレイを止めるか、アドバンテージを宣言しつつ、違反を犯した競技者に「今のは違反だぞ」と示す必要があったろう。
ああいうのを何も合図無しに流すと、「このぐらいやってもファウルを取られない」と競技者が増長する

15分:
ナイジェリア側競技者が、センターサークル付近で日本競技者を後ろから倒す。
足の裏を見せてタックルにいった、「反スポーツ的行為」。

19分:
ナイジェリアに競技者の交代があった直後、左からのグラウンダーのセンタリング。ナイジェリア側競技者がクリアし、CKになる。
このとき、Rはペナルティーアークとエリアの線の交点付近。いい位置だった

19分:
直後のCK。ボールはファーサイドまで行くが、そこで折り返しのときにオフサイドの違反があった。
このときも、Rは笛でプレーを止めるのが遅い。そのため、ゴール前で日本側競技者(宮本かな?)とナイジェリアGKがアウトオブプレーのとなるべきときに危険を冒して交錯することになってしまった。

24分:
左でボールを持った柳沢がナイジェリア側競技者に倒される。
Rがどこにいたのかは分からない。遠くにいたと思うが、よく判断して反則を採った

26分:
日本得点、遠藤が1対1となり、冷静にシュート。
縦一本の攻撃。Rの位置が多少遠いのは、まあ仕方がない。A2は、シュートの段階まで、よくボールについていっていた。

33分:
ナイジェリア側競技者、スローインを大きく投げ、ボールはそのまま日本側ゴールラインを割る。
このシーン、ナイジェリア側競技者は、負傷者のために出したボールを単に日本に戻すだけの意図で投げたものだが、A1は最後までボールについていっている。
こういうところをきっちりとやっているあたり、非常に好感度が高い。


34分:
日本、左タッチライン付近で縦に長いパス。受けた大久保はそのままナイジェリア側競技者を振り切って突破を図ろうとするが、両競技者が交錯し倒れる。
このシーン、Rは完全に遅れている。笛を吹いた位置はおそらく30yd以上離れている。大久保がファイルを採られたが、不可解。ビデオで見る限りはむしろ、大久保が体をかわしたところにナイジェリア側競技者が転倒。やけくそで投げ出した足に大久保が絡められたという形だったような気がする。

35分:
センターサークル付近で、ナイジェリア側競技者と中田がボールを奪い合う。体を入れた中田がボールを維持している間にナイジェリア側競技者が違反を取られる。おそらくプッシング。ファウルを採られた競技者は逆上して、ボールをフィールドに叩きつける。警告。
第12条(反則と不正行為)
警告となる違反
競技者が次の7項目の違反を犯した場合、警告を与えイエローカードを示す:
2.言葉または行動によって異議を示す
4.プレーの再開を遅らせる

この場合、「異議」だろう。
また、アナウンサーは「くやしさを顕わにしたこのプレイに警告がされた」という言い方をしたが、主審への抗議のためにボールを地面に叩きつける行為は「プレイ」ではないので、「このプレイに対して」という言い方は適切でない。「この行為に対して」というような言い方が正しい。
ついでに、インプレーとアウトオブプレーの違いについて確認しておこう。
第9条(インプレーおよびアウトオブプレー)
アウトオブプレー
ボールは次の時にアウトオブプレーとなる:
・地上、空中を問わず、ボールがゴールラインまたはタッチラインを完全に超えた
・主審がプレーを止めた
インプレー
これ以外の全ての時間は、次の場合の含めてボールはインプレーである:
・ボールがゴールポスト、クロスバー、コーナーフラッグポストから跳ね返ってフィールド内にある
・ボールがフィールド内にいる主審または副審に当たる

アウトオブプレー中にどんな違反が起こっても、プレイの再開の方法には影響はないので、例えば、違反が起きたとき、それがインプレー中のことだったのかアウトオブプレーのときだったのかを把握しておくことは重要である。

36分:
冒頭に書いたとおり。本来なら、ここでナイジェリアGKは退場。直接フリーキックでプレイ再開となるところだった。
直前、35分の警告、その前の34分の交錯からも分かるとおり、このあたり、ナイジェリア側競技者の集中が切れてきている。
前述の通り、このとき、Rの位置もプレイから遠い。
14分の一連の後ろからのチャージに対して何の処置もとらなかったあたりから気になっていたのだが(前半、後半開始直後あたりは細かい反則も割と神経質に採っていただけに)、Rの位置取りも、後半、時間が経つにつれ、遅れがちになってきていたし、判定もなおざりになってきている傾向を感じた。

39分:
日本、右タッチライン付近で縦のパスから突破。グラウンダーのセンタリングを早い段階で出すも、ファーサイドのゴールラインまで至る。
このシーンでも、Rは日本の動き出しに対して遅れており、ゴール前をボールが横切った時点でも、ゴールから30yd以上後ろの位置にいる。
A2は、突破に入った瞬間、右手を前に出して、「違反はなかった」とRにシークレットサイン。

42分:
ナイジェリア、ゴール前でフリーキックのチャンスを得る。小さく横に出して始まったプレイは、一度右にボールが出たあと、すぐ中への折り返しに。シュートが多きく外れ、不発。
Rは、このときも中央にいたのだが、もう一度ボールが戻ったところで競技者の中に埋もれている。

43分:
ナイジェリア、縦に大きくボールを出す。日本側の競技者と1対1の空中戦になるが、反則を採られる。
このときも、Rの位置は違反のあった地点から20−25yd。足も止まっている。

ロスタイム2分:
試合終了のホイッスル。
A2がボールを拾いに行った。


アナウンサー・解説

前半13分:
アナウンサー「ナイジェリア代表ぐらいの身体能力の高い選手揃いのチームとの試合ですから、有意義ですね。」
「有意義でない」とまでは言うつもりはないが。
予算の制限がキツいのか、アフリカのチームは基本的に、親善試合でこっちに呼ばれても、ギリギリの日程でやってきて、ボロボロの体調で時差ボケに苦しみながら試合に臨む。高い身体能力がプレイに昇華されて発揮されるのは途中までで、たいていは、最後は集中を切らし規律も何もなく、守備も攻撃もザルザルで終わるというパターンが多い。集中が切れた状態で思うようにプレイできなくなると、危険なタックル等をすぐに仕掛けてくるようになる
遠いことを嫌ってか、欧州でプレイする主力もなかなかやってこない
日本に呼んで試合をしても、あまりいい練習にならない気がする。
アフリカ勢とやるなら、欧州やアフリカへの遠征のほうがよいだろう。日本が完敗した2年前の欧州遠征でのセネガル戦などよい例だ。
高い身体能力も、90分集中を維持できる状態であればこそ、と考えたい。

前半14分:
水沼氏「インターセプトがうまくいっている。」と指摘。金田氏が前線からのプレッシャーに触れる発言。
いつもどおりの、よいコンビネーション

前半15分:
金田氏「スピード、体のキレ。個人の能力はやはり脅威」
この時間帯の解説としては、要領を得ていてよかった。ナイジェリアは、集中が続いている間は脅威だ。

前半16分:
ナイジェリアCKからのフリーのヘディングシュートが逸れたことに対して。
アナウンサー「逸れて『くれました』というべきですね。」水沼氏も同意。
完全にフリーで打たせてしまった。アナウンサー、水沼氏にまったく同感。

前半28分:
金田氏、中村のドリブルからの一連の動きに対して、「きっとあんなことを考えていた、こんなことを考えていた。」とうれしそうにコメント。
こういう視点の語り口が面白いところが、僕の思う彼の魅力。あと、今回の水沼氏でもそうだが、他の解説者に大事なことを言わすのも上手い

前半37分:
金田氏、オフサイドの違反に対して「リプレイを見る限り、厳密にはオフサイドでないかも。」とコメント。
僕の感想としては、リプレイでもやはりオフサイドだったくさい。思い切った発言に、ちょっとびっくりした。
もっとも、ビデオの角度もよくなかったのでなんとも言えない。
あの角度の映像で「オフサイドだった、ではなかった」という話題を論じることに、そもそも無理がある気がする。

前半45分:
山田だか誰だかが、体でナイジェリア競技者のプレイを止める。オブストラクションの違反を採られる。
金田氏「体で止めることに成功したし、ディフェンスとしては成功ですよ。」
違反で相手のプレイを止めることを奨励するような主旨の発言はどうかと思う。ゴール前でのFKにつながるという点でも、安易には同意しがたい。

後半2分:
山田の右からのアーリークロス。高原には合わず。
金田氏「コンフェデレーションズカップのシーンと同じ狙いですね。」
重要な指摘。山田の動き、周りを使う云々というその後の話も面白かった

後半23分:
大久保登場。
アナウンサー「ひょっとすると、1対1で大久保が突破ということも!」
相手はヨレヨレ。この段階で途中出場なら、突破できて当然だろう。コンフェデでの活躍等も鑑みるに、その程度の期待では、大久保にあまりにも失礼だろう。
その直後、アナウンサー「日本代表のスイッチと言うべき、スイッチを押す役です。」
スイッチには、スイッチを押すことはできない。「スイッチ」なのか、「スイッチを押す役」なのか、はっきりしてほしいと思った(笑)

後半23分:
宮本、エリア内で1対1。ボールを奪い、体を入れる。GK曽ヶ端がキャッチ。
金田氏、宮本のプレイに対して、「あれはもう、読んでなければできませんよ。」
これはグッド。だが...。続く発言。
金田氏「読んでました。ケツで止めましたね。」
テレビなのだし、「ケツ」はいかんだろう、「ケツ」は(笑)

後半43分:
水沼氏「時間帯、展開が違うので狙うところも違う。一概に比較はできない」
アナウンサーからの「高原と大久保の交代による、狙いどころの違いはどういうものがあるか?」という質問への答え。
要領を得たコメント。よかった。

その他、寄せ集めメンバーだったので難しいだろうが、ナイジェリア代表の交代にどういう戦術的意図があったのか言ってくれるとよかった。
あと、いつものことだが、審判の紹介が、一瞬テロップで流れただけで、すぐおしまいなのはどうかと思う
どの程度のキャリアの審判なのかどこの国の誰なのかぐらいは音声でも紹介して然るべきだろう。


その他:

今回は、初の試みとして、メモをとりながら試合を一度全部見た後、重要と思われる場面はビデオで再生し、確認しながらこのレポートを書いた。
(いつもは、メモをとりながら一度再生して、それでおしまい。あとは、そのメモを参照して状況を思い出しながら書いている。だいたい、3〜4時間くらい。)

というわけで、時間も非常にかかった。今回は、前半だけで3時間弱、後半から最後までにもやはり3時間半ぐらいかかっている。

ビデオでの確認だけではなく、競技規則も多めに引用した。
書くべき点が多かったこともあるし、丁寧に規則を確認していかないと書けないような点も多々あったので、僕としては珍しいのだが、海外のサイトを含め、いくつか別途調べものもした。それもコミの時間である。

アップ前に読み返して強調したい部分を太字フォントにしたりという作業もしているので、それでさらに30分。
ちなみに、アップ後も、誤字・脱字の修正だけでなく、文の調子を変えたり追加の情報を書き足したりと、1週間ぐらいはちょこちょこいじっている。


後半15分ぐらいのFKのシーン。突然、ボールの位置、壁の距離(10yd)、ゴールまでの距離が画面に出てきた。
その距離、「43.3m。」
「アホか!」と思った(笑)
そんな数字、出してどうする?
43.3mとか言ったら、ほとんどゴールとセンターサークルの距離に等しい数字だ。
そんな便利な道具を用意しているのなら、そんな距離のFKでも導入するのなら、もっと前の前半のFKのシーンでも使え!と思った。
でも、そのあと、結局1回しか登場してこなかったな。どういうことだったのだろう?

後半19分。
ナイジェリアの最初の競技者の交代。再開時、ナイジェリアの足が完全に止まっていた。大チャンスだった。
あるいは、ここがナイジェリアが集中を切らした最初の目立ったシーンかもしれない。

後半17分。
曽ヶ端、ナイジェリア側競技者のプレッシャーを受けながらハイボールを取りに行く。ネストキャッチ。
彼は、ジャンプして片足を上げるとき、足の裏を見せて飛ぶ。けっこう気になる。「危険なプレイ」といえないこともない気がする。いつか大事な試合でそういう判定をされてしまわないか、心配だ。もっとも、彼は顔立ちが超善人なので、そういう意図のプレイをしているとは解釈されにくいだろうが。
片足を上げて飛ぶことは、両手を上げて飛んでいるときに腹部を守ることができないため、GKには特別に認められている。フィールドプレイヤーが同じことをやったら、「相手を蹴ろうとした」等で直接フリーキックを取られるか、「危険なプレイ」で間接フリーキックを取られるか。(競技規則には、これに関しては特別の明文規定はない)

試合終了後のGK楢崎の表情。
「なんで、オレが、控えなんだ?ビブス着てるんだ?疑問だ。」という感じ。
彼らしいいつもどおりの表情で、笑えた。

A2が、僕の大学の同期を2人足して割ったような顔かたちをしていた。僕としては個人的にけっこうツボだった。

いつも思うのだが、曽ヶ端は、「ド根性ガエル」のゴリライモの部下、「リンゴ(だっけ?)」に似ている。
あと、前回のコンフェデレーションズカップの時にゲゲゲの鬼太郎に似ていると僕が感じたのは、山田ではなく、実は遠藤だったようだ。

03/08/21


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